今日は知内町について調べてみた。
人口は約4500人。
町の西部・南部は山岳地帯。町の中心を知内川が流れ、下流に市街地が広がっている。
北部の海岸沿い及び中心部からは内陸の福島峠へ向かう国道228号が通っている。
かつてはJR知内駅が存在したが、新幹線開通後は湯の里信号場と名前が変わり旅客駅ではなくなった。
駅舎には道の駅しりうちを兼ねており、旅客駅廃止後も道の駅は営業を続けている。
駅のやや南側には青函トンネルの北海道側入り口があり、近くには新幹線撮影台も設けられている。
カントリーサインにも青函トンネルから出てくる列車が描かれていた。
列車と知内川をのぼるシャケが描かれていたのだが、2017年に新幹線や特産のカキ(貝)やニラが描かれたカントリーサインに変わったそうだ。
かつては国鉄松前線が通り、4つの駅が町内に存在したが1988年松前線の廃線と共に全て廃駅となった。
現在の湯の里信号場は1990年に海峡線の駅として設けられたもので松前線の駅とは全く別物である。
町南部の矢越岬は道南屈指の秘境として知られ、道南の知床との異名も。
最近はクルーズ船による観光も盛んだそうだ。
矢越岬へ向かう途中にある知内発電所は日本で初めてオリマルジョンという新燃料を使用する火力発電所である。
オイル中に水分を分散させ、燃料の使用量を抑えることで環境負荷を削減する効果があり注目されている燃料である。
また、知内町は日本最古の墓が出土した地である。
海と山に囲まれ、歴史の古い知内町。
静かな町で素通りしてしまいがちだが、調べてみるとなかなか奥深い町であった。
北島三郎の出身地でもあるのだ。