今日は2011年6月24日放送の地球絶景紀行で紹介されたマレーシアのキナバル山について調べてみた。
ボルネオ島の最北部に位置するキナバル自然公園。
最古のジャングルと言われるこの地には世界最大の花を持つラフレシアや食虫植物ウツボカズラなど特有の動植物が多い。
ラフレシアは直径が最大90cmにもなる大きな花が特徴であり、死肉に似た色合いや臭いを持つ。これは花粉を運ぶのが死肉で繁殖するハエの一種であることが原因と考えられる。
花が咲くのに2年かかるが、咲いてしまうと3日で枯れてしまうため、目にすることは非常に難しいとされる。
ウツボカズラの仲間は東南アジアに広く分布する。
壺のような捕虫袋で昆虫をとらえ、消化してしまう植物だ。
日本では園芸用としても知られている。
公園内はガイドと一緒に一日かけて歩き回ることが可能である。
高い木の上に掛けられた吊り橋を渡るコースも人気である。
公園の大部分はキナバル山山麓にあたる。
キナバル山は標高4095mのマレーシア最高峰であり、御来光を拝む登山客に人気である。標高は高いが、危険な個所は少ない。普通の体力があり、高山病に気を付ければ誰でも登れるレベルである。
1千万年前に地中から上昇した溶岩が固まって山となった。氷河期に山頂を覆っていた氷河によって山肌が削り取られ現在の滑らかな岩肌になったと考えられている。
現在も年に5mmほど隆起が続いているそうだ。