今日は2011年9月2日放送の地球絶景紀行で紹介されたインドネシアのジョグジャカルタについて調べてみた。
ジャワ島の中南部に位置する州。
州都はジョグジャカルタ市。
インドネシアで唯一地域王政が維持されており、
イスラム教のスルタンが知事に任命されている。
スルタンはかつての王宮(クラトン)に在住しており、博物館も併設されて観光客が見学することも可能だ。
また、離宮であるタマンサリも近隣にある。
ここは王族の専用庭園として造られた場所で、大きな池と宮殿が人気である。
すぐそばにはソノブドヨ博物館もあってジョグジャカルタの歴史や文化を学ぶことができる。
買物に行くならマリオボロモールやブリンハルジョ市場。
地元の人も観光客も挙って訪れる、人で溢れた場所だ。
古都ジョグジャカルタで最も有名なのは仏教遺跡。
現在は仏教徒はほぼいないものの、巨大な遺跡がいくつも残っている。
まずはボロブドゥール遺跡.
800年ごろに建設されたといわれるが、その後仏教は衰え、ヒンズー教が隆盛となる。
ジャングルの中に埋もれたままとなり、1814年にイギリス人のラッフルズが発見する。
階段ピラミッドのような構造になっており、仏教説話やインド神話に登場する1万人以上の人物や想像上の動物の彫刻が刻まれている。
さらに、頂上には世界最大級のストゥーパ(仏塔)が並んでいる。
日の出や夕日スポットとしても人気であり、ジョグジャカルタ観光のメインとなる場所である。
もう一つ有名なのがプランバナン寺院
こちらはヒンズー教の寺院である。
ともに世界遺産に認定されている。
シヴァ神を祭った巨大な神殿やその外壁のレリーフが特徴的である。
近くにはセウ寺院やプラオサン寺院など、同様に歴史的価値の高い遺跡が残っており、まとめてプランバナン寺院群として世界遺跡に登録された。
また、同じくヒンドゥー教の遺跡が残るラトゥ・ボコの丘からプランバナン寺院を見渡すことができる。朝霧の時間帯が特におすすめだそうだ。
自然の風景を楽しみたい人は、やや離れているが、国立公園やディエン高原などもおすすめである。