今日は歌志内市について調べてみた。
人口は3,000人超
日本一人口の少ない市として有名である。
かつては石炭産業で栄え、1948年には46,000人の人口を数えるも石炭の地位低下と比例して人口は減少。
1981年以降、長い間日本で唯一人口1万人を割る市でもあった。
また、国道も通っておらず、道道114号が市街を貫通している。
中心部には道の駅うたしないチロルがある。
温泉を併設し、アルプスのチロル地方をモチーフに作られた道の駅だ。
名物は地元のおばさんたちが作る漬物と「なんこ」と呼ばれる馬のホルモンを使った料理。
アルプスらしさは皆無だが、どちらも一度は食べる価値のあるおいしさである。
1988年までは砂川駅から盲腸線である歌志内線が通っていた。
炭鉱の最盛期は日本有数の黒字路線であったが、客貨ともに輸送量は激減。バス路線への転換を余儀なくされた。
廃線跡は一部サイクリングロードになっているものの、駅舎は残っていない。
終点である歌志内駅の跡地には郷土館ゆめつむぎが建設された。
もともと歌志内市は山間の谷に作られた炭鉱集落で、農業用地や観光資源にも乏しいがそんな中で気を吐いているのはかもい岳スキー場。
カントリーサインにも描かれている。
空知管内ではかなり大規模なスキー場である。また、オフシーズンには雲海も楽しめるそうだ。
他に歴史的名所としてドラマ「昨日、悲別で」の舞台となった悲別ロマン座。
骨董品を集めた歌志内大正館、北炭の接待倶楽部であったこもれびの杜記念館など、炭鉱で栄えた時代の縁を残す建物が密やかに残されている。