今日は2007年7月24日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたオーストリアのザルツブルクについて調べてみた。
まずはオーストリアについて。
ハプスブルク家の帝国として650年間もの間中欧に君臨しており、第一次世界大戦までは5大列強国の一つにも数えられていた。音楽を中心とした文化大国としても知られる。
人口は900万人前後。面積は北海道とほぼ同じ大きさで、アルプスが国土の6割を占めている。海には面しておらず、アルプスを源として黒海に注ぎ込むドナウ川及び北海とつながるライン川・マイン川と結ばれた運河が港の役割を果たしている。
続いてザルツブルク
ザルツブルクといえば、まずは映画サウンドオブミュージックの舞台となった場所。
ロケも行われたミラベル宮殿と庭園は観光のスタートにふさわしい。
対岸に見えるのはホーエンザルツブルク城。外敵に占領されたことがなく、中世の城が完璧に保存されている。
住んでいた家、生家、銅像が建つモーツァルト広場などクラオタ諸氏の巡礼地には事欠かない。
そしてモーツァルトを記念して1887年に始まった夏の音楽祭。クラオタ氏達にはサッカーのW杯を観戦するような熱狂的イベントなのだろうか。
中世の都市らしく有名な教会建築も多いが、ザルツブルク観光でぜひ行程に組み入れたいのが、ハライン岩塩坑である。
そもそもザルツブルクとは塩の砦という意味。
ハラインで産出される塩は中世に白い金と呼ばれるほど高価なものであった。
塩の交易で栄えたザルツブルクを支配する司教は絶大な権力を有していたのである。
その証が上記のミラベル宮殿やホーエンザルツブルク城に豪勢な教会群なのだ。
世界最古とも言われる岩塩坑、現在でもトロッコで見学することが可能。
ザルツブルクの繁栄の礎を訪れることで、初めてザルツブルクを堪能したといえるのではないだろうか。