今日は2014年6月17日放送の空から日本を見てみようで紹介された新潟県の燕市と三条市について調べてみた。
まずは燕市
人口は約7万8千人。
市域は大半が平地である。
信濃川の下流に位置し、かつては洪水による被害が絶えなかった。
1909年、信濃川を分水する工事が着工。当時東洋一の大工事と言われ、13年間の期間を経て完成した。
その後も改修は続き、現在も掘削や橋の架け替えなどが行われている。
町のシンボルは旧浄水場跡地にある水道の塔(配水塔)
雪国のため、外壁を施したノスタルジックかつ独特なデザインで有形文化財に登録された。
燕市と言えば、金属加工の町である。
江戸時代、風水害に悩まされる農民の副業として、藩は和釘の製造を奨励した。
釘の需要が減るにつれ、業態を転換し現在に至る。
主な企業としては避難器具のオリロー、日本最後のキセル職人である飯塚金属、鎚起銅器(1枚の銅板を金づちでたたいて成型したもの、やかんなどが有名)の玉川堂、魔法瓶のサーモス、包丁の藤次郎などなど枚挙にいとまがない。
隣の三条市も同じく金属加工が主産業である
人口は9.5万人
人口比に対する社長の割合が日本一多い自治体である。
燕市と同様和釘の生産が盛んであった。
現在でも伊勢神宮の式年遷宮に使われた和釘はすべて三条市産であるそうだ。
有名どころの企業としては暖房器具のコロナ。
そしてキャンプ用品のスノーピークなどが挙げられる。
スノーピークの本社はキャンプ場が隣接しており、キャンプ用品をレンタルして楽しむこともできる。
ニッチ商品の職人たちが揃う二つの市、パートナーでありライバルとしてこれからもその関係を続けていくのだろう。