陸別町 ― しばれ日本一 ―

今日は陸別町について調べてみた。

wikipedia:陸別町

 

人口は2500人弱。

 

国道242号線が町内を縦断している。

かつてはJR池北線、その後を引き継いだふるさと銀河線が並行するように走っていたが2006年に廃止となった。

陸別駅跡は道の駅に姿を変え、当時使われていた気動車が動態保存されている。

ロッコとともに乗車・運転も可能であり鉄道ファンは一度は訪れてみたい場所である。

道の駅には陸別開拓の祖、関寛斎の資料も展示されている。

寛斎は徳島の人で、幕末に蘭方医として活躍。

明治政府に仕えるもほどなくして徳島へ帰国、在野の名医として活躍したが72歳の時に一念発起し北海道へ渡る。陸別町の開拓に力を注ぎ、広大な牧場を拓く。

自作農創設を志すが、挫折。82歳にして服毒自殺でこの世を去った。

 

司馬遼太郎の小説「胡蝶の夢」の後半部の主人公である。

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陸別町は盆地であり寒暖の差が激しく夏と冬では温度差が70℃にもなることもある。

1月の平均気温は日本一低く、気象庁の登録機関である気象業務支援センターと共にアメダスとは別に観測を行っている。

2019年2月には-38℃を記録した。

そんな寒さを観光につなげようとしばれフェスティバルなる耐寒イベントを開催するなど厳しい冬を盛り上げている。

カントリーサインも冬の寒さに震える女の子。

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しばれちゃん

 

冬にはオーロラを観測することもある。

銀河の森天文台は日本最大級の天体望遠鏡を設置している。