今日は2011年11月11日放送の地球絶景紀行で紹介されたペルーのナスカの地上絵について調べてみた。
最初に訪れたのは砂漠の中にある小さな村、ワカチナ。
オアシスの周りにホテルが並び、リゾート地になっている。
周囲の砂丘に上ってどこまでも続く砂漠や夕日を眺めてしみじみと過ごす場所である。
そのワカチナから車で数時間の場所にあるのがナスカ。
有名な地上絵は世界中の考古学者にとって大きな謎の一つである。
一体、何の目的で描かれたのか?
宇宙人との交信、巨大な暦、儀式に使われた道、水源を示す地図など諸説さまざまである。
ハチドリの地上絵
全長100m近くにもなる。
これはコンドルだったかな
この地上絵は赤い岩や表面の土を取り除き、明るい色の土をむき出しにすることで描かれた。この辺りはひどく乾燥していて、風もあまり吹かないためそのまま保存されてきた。
これらの絵はあまりに巨大で、近くへ寄っても何がなんだかわからない。
観光客は上空から見るツアーに参加するのが一般的だ。
この絵はどうやって描かれたのか?
実は現在でも近くで地上絵が描かれている。
複数の人間が横並びになって歩幅を合わせて距離を計測しながら絵を描いていく種まき法。普通のサイズの原画をもとにして大きな絵を描いていく原画拡大法などがあるがいずれも50m~200mくらいのサイズに適している。
地上絵にはそれを上回るサイズのものもあり、果たして2000年以上前の人々がどうやってその絵を描いたのかは未だ謎のままである。
まさに古代のロマンが広がる地であった。