豊浦町 ― 秘境駅第一位 ―

今日は豊浦町について調べてみた。

wikipedia:豊浦町

 

 

人口は約4千人。

市街地は沿岸部にあり、内陸部は農地及び山林になっている。

 

イチゴをはじめとする農産物、畜産、ホタテ養殖など一次産業が盛んな町だ。

 

室蘭本線国道37号線が町内を東西に走る。

室蘭本線は貨物列車や札幌函館間を結ぶ特急も走行し、なかなかの過密ダイヤ。

駅は4つ。

国道37号線も札幌函館間を高速道路を利用しない場合は主要ルートとあって、こちらもまあまあの通行量である。

道の駅は国道沿いに建てられ、中心部やJR豊浦駅に近い。

ここで一休みする人もなかなか多いだろう。

 

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カントリーサインはイチゴと礼文華(れぶんげ)海岸。

礼文華海岸は町の西部、奇岩が並ぶ断崖絶壁だ。

すぐ近くにはキャンプ場がある。

 

市街地方面と礼文華地区の間は海岸沿いの道を通るのが近道。

途中にあるアイヌの城跡、カムイチャシ史跡公園からの展望もおすすめだ。

 

西側、長万部町方面は完全に人気のない山道。

このエリアにあるのが秘境駅ランキング一位で名をはせた小幌駅

保線作業のために設けられた、トンネルに囲まれた駅である。

車道はおろか人の通れる道もほぼない。唯一海岸におりる山道があって釣り人がたまに訪れるくらい。一般客には用のない駅であるが前述の某ランキングで一部鉄道ファンの聖地のような扱いになる。

その影響は小さくなくJRから駅廃止の要望があるも町が維持費用を負担してまで存続させる運びとなった。

 

かつては海岸に漁師の住む集落もあったのだが、現在は文太郎浜という地名と洞窟に祭られた岩屋観音のみがその名残をとどめている。