蘭越の市街地から国道5号線を西に向かうと、やがて道の駅に到着する。
今回はトイレ休憩だけにして、すぐに出発。
再び西へ向かってちょっといったところで右折。
程なくして目名の集落があって、目名駅に立ち寄る。
小さな商店や郵便局もあって、それなりに住宅が密集している。
ここから日本海まで田園に囲まれた道道がつながっており、まずまず栄えていたのではないかと思われる。
広い敷地に、ログハウス風の駅舎がぽつんと建っている。
ホームは砂利が敷いてあった。
向かい側にもホームがある。
2000年有珠山噴火の折、室蘭本線が一時不通となった。当然この山線が代替路線となったが、その際に交換設備が不足したことから当駅に改めて設けられた。
だが、本当はもう一つ駅があった。
その前に新蘭越町史より
旧目名駅舎
1955年頃の目名市街
話を戻して今は姿を消した駅。
開業時から周辺に人口はほとんどなく、信号場としての性格が主であった。
当時の駅長の子女が高校を卒業したのと同時に廃駅となったとの話もある。
黒松内町との間は目名峠という小さな峠になっており、蒸気機関時代はなかなか難儀していたようだ。
航空写真ではまだ建物が残っているように見えるが、車窓から確認できるだろうか。
新蘭越町史より
現役時代の上目名駅