日本海へ向けて北上していく。
途中で寿都鉄道の名残に寄り道しながら行くつもり、とは言え約50年前に廃線となった小さな私鉄の遺構が時間のない素人に簡単にたどり着けるはずはない。
しかし、寿都鉄道の駅があったことを示す駅名標が各駅に設置されていることを知ってそこだけでも訪ねることにした。
まず最初は中の川駅跡。
寿都町へ向かう道道9号と島牧村へ向かう道道523号のちょうど間にある、中ノ川地区集会所。
ここに、駅名標が設置された。

住所は「中ノ川」だが駅名は「中の川」だったようだ。

地区集会所の向かって左側に設置されている。
いつ何時地元の人が利用するかわからないので、邪魔にならないよう早々に退散する。
ちなみに、wikipediaによると本来の駅の位置はここ。
すぐそばにあるのは農協の施設。
今ある建物は寿都鉄道の廃止後にできたのではないかと思われるが、中の川駅があった当時も貨物列車を利用する農協の施設があったのだろう。
現在は車はおろか徒歩でも達人でなければ通れない道なき道になっているだろう。
大人しく、朱太川の対岸を走る道道9号を北へ進み、黒松内町に別れを告げる。