新桂沢ダム、工事終了後の再訪を約束しつつ道道116号線へ。
市立博物館にちょっと立ち寄る。
前回来た時に地震の影響で立入禁止になっていた野外博物館ゾーンを見学。
まずは幾春別川に架かる橋を渡る。
化石の展示が充実した博物館なので川も若干の古代感は・・・ないか。
欄干には炭鉱で働く人々や
桂沢湖の風景が刻まれている。
森林鉄道の存在は知っていたが1700年代から木材の切り出しがあったとは初耳。
歴史が長いわりに森林鉄道の寿命は短かった。
国鉄の幾春別駅とは別の森林鉄道幾春別駅があったらしい。線路は繋がっていて貨物の積み下ろしが行われていたようだ。
かすかに残る鉄道の遺構と思われるコンクリート。
ジオパークの本領発揮。
地層の説明そして石炭・炭鉱の歴史。
明治期の木の少なさ。
今は草木に覆われ鬱蒼とした風景がひたすら続く。
ふむふむ。
数ある炭鉱町の中で三笠市がジオパークに認定されたのはこういった地質の特徴もあるのだろうか。
立坑櫓シリーズ。
この近辺ではここが最も間近に見ることができるのではないかな。
説明②
北炭マークのルーツが幌内鉄道とは。やはり鉄道の歴史において三笠ー小樽間は国内でもかなり重要な路線であったことが伺える。当時札幌は開拓使があったとはいえ貨物的にはただの通過点にすぎなかったのだ。
櫓の構造
そしてこれが現物。
北炭マークは新しそうだ。
緑に囲まれ、赤茶けた鉄と煉瓦がより一層陰りを帯びていた。
こっちはいつかツタに覆われるのだろうか。
定期的に掃っているのかもしれない。
内部はこんな感じ。
ガイドがいる場合は立ち入りできるのかもしれない。
こっちは光の具合で真っ暗。
何か出てきそう。
竪坑櫓からいくらか坂道を下ると坑口もあった。
閉鎖されているが、排水は行われている。
いくぶん薄くなっているがまだまだ錦坑と文字は消えていない。