某月某日、この日のドライブは留萌方面。
市内を見て回るつもりだったが、ちょうど着いたころに激しい雨となったので最小限で我慢。
最初に訪れたのは見晴公園。
ここには6台しか製造されなかったD61型蒸気機関車が保存されている。
雨ざらしではあるが、ピカピカに保存されている。
D61はD51の軸重軽減改造車で丙線と呼ばれる路線で使用された。
丙線は線路の構造上、主力機種であったD51を使うことができず、大正時代に製造された9600系を利用していた。
D61の誕生により順次9600系から入れ替える予定であったが、D51の余剰台数があまりなく、結局6台を製造したのみで終了となった。
D61は羽幌線で主に活躍、石炭や木材を運んだ。
改造により乗り心地は良かったものの、冬季の運転が難しくなるというデメリットもあったそうだ。
羽幌炭鉱の閉山後は留萌本線を走行。
この頃になるとディーゼル機関車なども登場し、SLの使用頻度も減っていく。
D613号車は唯一保存されたD61形であり、いつまでも残してほしい一台である。