今日は2012年1月27日放送の地球絶景紀行で紹介されたスリランカのシーギリヤロックについて調べてみた。
人口約2100万人。
セイロン島を領土とする島国である。
最大の都市はコロンボ。
首都はコロンボのすぐそばにある、スリジャヤワルダナプラコッテという非常に長い名前の都市だ。
1948年独立。その後も長く内戦が続いていた。
南西部の湿潤な気候の地域の人口密度が高い。
最初に訪れた場所はキャンディ。
シンハラ人が築いたキャンデイ王国の最後の都である。
仏陀の歯があるとされる仏歯寺がある。
文献によると4世紀にインドからもたらされ、以後王朝の権威の証となり都が移転するたびに仏歯も移転していたとされる。
現在は人造湖であるキャンディ湖の湖畔に建っている。
キャンディの北西にあるホワイトブッダと言われる真っ白な仏像も名物となっている。
完成は1993年と近年のものだが、展望が良い場所にあり仏像にも上ることができるなどで人気が高い。
その他親とはぐれてしまったゾウの子どもの保護施設や岩山に建設されたガダラデニヤ寺院、仏教徒ヒンドゥー教を融合させたエンベッカ寺院などが観光地として有名だ。
キャンディから真っ直ぐ北へ向かうとスリランカ最大の観光地、シーギリヤロック。
地上200mの高さを持つ一枚岩の上に築かれた宮殿。
1200段もの階段を登らなければたどり着くことができない。
密林の中に佇む巨大な岩。
ふもとに都がつくられ、王はこの岩の上を王宮に選んだもののわずか11年で滅んだと言う。
王宮の女性とも妖精たちを描いたものとも言われるフレスコ画が最初の見どころ。
フレスコ画とは生乾きの漆喰の上に水に溶かした顔料で描く技法で、保存には適しているが一度失敗するとはじめからやり直しになるため非常に高度な技術と言われる。
次は巨大なライオンの前足。
かつてはライオンの頭部もあり、口の中に入っていくようなルートだったのではないかとも言われている。
最後はいよいよ頂上。
遺跡が残されており、歩いて回ることが可能。
建物の基礎や階段がほとんどだが、この岩の上に住んでいた人々の心情に想いを馳せつつジャングルを一望してみよう。