今日は京極町について調べてみた。
人口は約3千人。
明治30年、旧丸亀藩主の京極高徳が京極農場を開場したことが町名の由来。
かつては軽便鉄道から発展した国鉄胆振線が町内を走っていたが1986年廃線。
支線となっていた脇方駅を含めて町内には5つの駅があった。
そもそもは脇方駅近くの倶知安鉱山から褐鉄鉱(鉄を含んだ風化生成物、鉄鉱石や黄土色の顔料に使われる)を運ぶ鉄道が倶知安まで開通していた。その後室蘭本線への接続や喜茂別方面の鉄道開通を目的として胆振縦貫鉄道が発足。
戦後、国鉄胆振線となったが、倶知安鉱山の閉山により脇方方面は1970年に先んじて廃止となっていた。
現在の主産業は農業。馬鈴薯、小麦、ビート、豆類の生産が盛ん。
それを支えるのが羊蹄山の伏流水。
近隣の町村も併せて考えると北海道で生産されるほぼすべての農産物を生産し、北海道農業の縮図とも言われている地域である。
道の駅は道道沿いの湧水のふきだし口に整備されている。
一帯はふきだし公園として整備されており、水を汲みに来る人やドライブの休憩に訪れる人などでいつも賑わっている。
以前より名水として名高く、家庭用だけではなく飲食店を営む人もここの水を使っていることもあるようだ。
温泉やキャンプ場などもすぐそばにあり、京極町の最大の観光スポットといえるだろう。