今日は2015年1月6日放送の空から日本を見てみようで紹介された群馬県のみなかみ町について調べてみた。
人口は約1万7千人。
また、関東地方で唯一日本海側気候に分類され、豪雪地帯にも指定されている。
戦国時代には上杉家や北条家がこの地を巡って争い、上杉謙信の死後は真田家がこの地を治めた。
アウトドアスポーツが盛ん。
さらに町内には18か所の温泉があり、中でも最も有名なのが水上温泉。
上越線の清水トンネルが開通するまでは深い山中の秘湯のような存在であった。
もっともその頃から知名度は高く、若山牧水や太宰治などの文化人も訪れていたという。
バブル期には団体客でかなりの盛況であったが、現在は路線変更で試行錯誤中。
それでもなお草津や伊香保と並んで県内屈指の温泉郷として人気である。
縄文時代よりこの地域には人が定住しており、矢瀬遺跡からは竪穴住居群が発掘されている。その他の史跡としては豊臣秀吉による北条家征伐の引き金となった名胡桃城跡など。
東京から新潟へ至る上越線が町内を通っている。県内最北端の普通鉄道の駅である土合駅(どあいえき)は下りホームが新清水トンネル内・地下70mの位置にあり、長さ338mに及ぶ階段を通らねばらならないモグラ駅であり、一部のファンに名高い。
この地域は非常にダムが密集している。
戦後東京の人口急増、工業地域の拡充、関東平野の新規耕地開拓などによって短期間で水と電力の需要が急激に増大したためである。
特に最奥部の八木沢ダムは関東地方最大級の多目的ダムで、当時人跡未踏の地に建設された。規模の大きなアーチ型ダムで、点検放流やダム湖の四季を観光に訪れる人も多い。