世界ふれあい街歩き ― ウマワカ ―

今日は2008年3月25日に放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたアルゼンチンのウマワカについて調べてみた。

 

 

アルゼンチン北西部フフイ州に位置し、グランデ川が造った峡谷にある町。

フフイ州はリチウムの産出が多く豊田通商などが生産増加に取り組んでいる。

 

峡谷は1万年以上にわたり人類が居住しており、インカ帝国隊商の通路やスペイン独立戦争の舞台となった。南米のグランドキャニオンとも呼ばれるダイナミックな峡谷である。

 

この峡谷にある丘は多様な鉱物が含まれており、プルママルカの七色の丘やオルノカルの十四色の丘などは、朝日を浴びて様々な色の岩肌を見ることができる。

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さらに、場所によっては褶曲した地層が様々な模様をつくり、朝日によっていくつもの色にグラデーションされる早朝の景色は自然が作り出したものとは思えない、不思議な眺めである。

 

ウマワカは峡谷内で一番大きな街であり、アンデスの伝統が色濃く残る地域である。

 

この地域には家を建てるのに使われるような樹木が無く、サボテンで建築材を作り代用していた。暑いところで育つイメージが強いが、実は様々な気候に耐えられる植物である。枯れたサボテンはランプシェードなどに加工されている。

 

生活に関わりの深い植物がサボテンなら、動物はリャマ。

ラクダの仲間グアナコを家畜化したものと考えられており、アンデス山脈に暮らす人々には馴染みの深い動物。

荷物の運搬や毛や皮を衣類に利用、毛織物は暖かく丈夫だが、雷が落ちやすいと信じられているそうだ。

さらに、肉も食用に使われたり糞を燃料に使ったりなどなくてはならない動物である。