今日は2008年4月3日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたニュージランドのオアマルについて調べてみた。
ニュージーランド南島のオタゴ地方に位置する。
かつて近隣に金山があり、港を中心に大いに栄えたが閉山や船舶の大型化などに適応できず、現在は小さな町となっている。
繁栄当時の街並みは今なお残っている。
地元の白い石灰岩を使ったヴィクトリア様式の建物が特徴。
ホワイトストーンシティという小さな博物館は元々穀物倉庫だったところ。当時の生活を垣間見ることのできる展示に加えてヴィクトリア朝時代のコスプレまでできる。
お土産屋さんや雑貨屋などが多い中で、異色なのがスチームパンクHQという19世紀のSFに出てくる機械などが展示されている博物館。蒸気機関に最新技術を融合させた風変わりな機械のギャラリーだ。
さて現在のオアマルの観光の目玉となっているのがペンギンのコロニー。
ブルーペンギン(コガタペンギン)という世界一小さく、原始的なペンギンのコロニーが海岸にあるのだ。
体長30cm、体重1kg、やや前景でよちよち歩く姿に心をすっかり奪われることだろう。
オアマルから南へ約40km離れたモエラキ海岸にはモエラキボルダーズという奇岩がゴロゴロ並んでいる。
直径2m、約6500万年前から400万年かけてつくられたという不思議な丸い石。
海底でできた堆積物と炭酸カルシウムが凝固し、やがて地上に隆起した後周囲の柔らかい部分が波で洗い流されてできたという、わかるようなわからんような成り立ち。
ただ、こんな石が数十個も並んでいる風景はやはりなかなか珍しく、人気のスポットのようだ。