今日は苫小牧市について調べてみた。
人口は約17万人。
北海道内では4番目の規模となる。
夏は涼しく、冬は比較的温暖で降雪量が少ない。
スキーよりもスケートやアイスホッケーが盛んだ。
沼ノ端駅から隣町の白老駅までは日本一長い鉄道直線区間(28.7km)になっている。
かつては沼ノ端駅から富内線も分岐していたが、太平洋戦争中に路線変更、廃駅となった。
札幌から室蘭をつなぐ国道36号、岩見沢と繋がる国道234号、日高方面へ向かう国道235号、支笏湖を経由して日本海へ向かう国道276号及び453号と各方面への国道が満遍なく伸びている。
道の駅は国道36号沿い、ウトナイ湖に面した場所に建っている。
ウトナイ湖は美々川と勇払川の合流地点付近の湿地帯の中で最大の沼。
渡り鳥の中継地点となっており、中にはここに居つくものもいる。
支笏湖の南側に位置する活火山で、明治時代の噴火でできた山頂の溶岩ドームが特徴的。
アイスホッケーのプレイヤーと共にカントリーサインにも描かれている。
樽前山の南には樽前ガローという風水で削られた渓谷がある。
斜面に苔が張り付いた神秘的な景色が秘かな人気。
メジャーな観光地としてはノーザンホースパーク、ソ連の宇宙ステーション「ミール」の予備機が展示されている苫小牧市科学センター、市街と太平洋を一望できる緑が丘公園、一年中キャンプを楽しめる錦大沼公園など。
古くは明治時代に王子製紙の企業城下町として発展、製紙産業が盛んであった。
その後苫小牧西港の開港により、非鉄金属・石油化学・自動車関連などの企業や工場の立地が進む。
貨物量において、港湾取扱量は全国4位、内航取扱量は全国1位、北海道の港での取扱量の50%を占めるという道内随一の巨大港湾である。
西港は世界初の堀込内陸港湾という土木的にも大変価値のある港である。
堀込港湾とは直線に近い海岸線を内陸部に堀込み、人工的に作られた湾を利用する港である。
厚真町にある東港と合わせ、この港湾が現在の苫小牧市を形作ったと言っても過言ではないだろう。