今日は2012年6月1日放送の地球絶景紀行で紹介されたハンガリーの世界遺産について調べてみた。
最初はホッローケー村。
ハンガリーで最も美しい村と言われる。
白い壁の家々が特徴的。
泥と藁で築き、石灰を塗りレースのような飾りがついた壁。
東アジアでよくみられる入母屋造の屋根と家紋を象られた破風の木製飾り格子。
これらの特徴を有するパローツ様式という独特の建築用法が保存されてきたことが評価され世界遺産となった。
観光地にもなった現在では民族衣装も人気である。特に女性の衣装は華やかで可愛らしく観光客向けの民族舞踊や菓子作りなどの際にも着られている。
この地は低い山脈が連なる一帯の渓谷に位置し、カスピ海方面からモンゴル軍の支配を逃れてやって来た人々がルーツと言われている。
続いてホルトバージ国立公園へ。
ハンガリー最大の自然保護地区であり、巨大な牧草地となっている。
多様な野生動物の生息地にもなっているほか、伝統的な遊牧民とハンガリー固有の家畜たちを見ることができる。
長く尖った角が特徴的な灰色牛。
スクリューのような角を持ったラツカという羊や丈夫な足を持つノーニウスという馬、全身を巻き毛で覆われたハンガリーの国宝、マンガリッツア豚など少し不思議な姿の家畜たちを眺めるのも楽しい。
また遊牧民の人々による馬術ショーも目を奪われること間違いなしだろう。