今日は新篠津村について調べてみた。
人口は約3千人。
石狩川に面し、村域は全て平野部に属する。
基幹産業は農業で、面積の大半が水田となっている。
国道、鉄道は共に通っていない。
カントリーサインはデザインの変更があった。
右側が旧デザイン。
米俵を担ぐ力強い男性と稲穂。
左側が新デザイン。
稲穂は変わらず描かれているが、しのつ公園の展望台とたっぷ大橋が追加された。
しのつ公園はしのつ湖の畔に整備された公園。
温泉、道の駅、キャンプ場などが併設され新篠津村一の観光スポットになっている。
冬は氷の上でワカサギ釣りなども行われている。
しのつ湖はかつて石狩川の蛇行部であったが、下達布(しもたっぷ)捷水路の建設により、石狩川から切り離され三日月湖(河跡湖)となった。
下達布のたっぷとはアイヌ語の曲がりくねったところという意味を成す言葉が由来である。
この工事は江別の巴農場捷水路、岩見沢の砂浜捷水路などと併せて行われ、最新鋭の浚渫船などが工事に使用された。
大雨の際には蛇行部分から氾濫がおきるため、捷水路の建設は石狩川の治水のためになくてはならないものであった。
線路や道路が流されることもなくなり、湿地帯は農業に適した土地に改良され現在に至っている。
また村の西側には灌漑排水事業として篠津中央篠津運河用水が掘削された。
石狩川頭首工から分岐させた水を新篠津・江別まで運び農業用水として使用。
一方雨などで必要以上に田畑に溜まった水を運河を通して排水するという二つの目的を持つ。この辺りは軟弱で泥炭地であり、大雨の際には石狩川から逆流が発生して洪水になることが多く、築堤の嵩上げと水門の設置が行われ洪水を防いでいる。
もう一つカントリーサインに描かれているたっぷ大橋は2004年に供用開始となった石狩川に架かる橋。
たっぷ公園の展望台から見える農村風景と石狩川の景色に巨大な斜張橋であるたっぷ大橋が変化を与えている。