今日は2008年6月12日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたクロアチアのスプリトについて調べてみた。
ローマ皇帝ディアクレティアヌスが皇帝引退後、故郷に近いこの地に宮殿を建てたことが町の始まり。
後年、西ローマ帝国の滅亡後、宮殿は荒廃していたが要塞の機能は失われていなかった。近隣の住民はこの地に移り住み城壁をそのまま都市壁とした。
現在も宮殿の名残と市街地が入り混じった独特な景観を保ち続けており、ユーゴ紛争後観光地として人気を博している。
観光のメインはやはり宮殿跡。
実際にディオクレティアヌス帝が住んだのは6年ほどだったようだ。
現在は宮殿の内部に商店街、広場などが造られ町の中心部になっている。
宮殿には4つの門があり、その中の一つである銀の門の近くには中庭ペリスティル、ディオクレティアヌスの霊廟であった聖ドミヌス大聖堂と階段で登ることができる鐘楼、ローマ神話の最高神であるジュピターの神殿
などがある。
聖ドミヌス大聖堂とジュピター神殿は元々は非キリスト教の施設であったが、後にキリスト教の教会として利用されることとなった。
城壁の外側には海岸線の遊歩道リヴァや町を一望できるマルヤンの丘など景色を楽しむことができる場所もある。