某月某日。
天気は曇りで涼し気。
運動不足なので自転車に乗って出かける。
前回豊平川を下ったので、今回は上流方面。
川沿いではなく国道230号線に沿って南下。
まず訪れたのは藻岩発電所。
ここは現役の北電の施設で、市街地に最も近い発電所。
戦前の1936年から運用開始。
それまでの発電所とは桁違いに規模が大きく、それゆえ工事も困難を極めタコ部屋労働などに従事した日本人・朝鮮人が30名強死亡したと言われる。
近隣には慰霊碑も建てられているそうだが、今回は場所が不明だったため立ち寄らず。
水源は約10km上流にある藻岩ダム。
そこから発電所まで地下水路が続いている。
使用した水は近くの山鼻川へ放流され、やがて豊平川に至る。
導水管の上には水槽が設置されているはずだが、ここからは見えず。
近くで見ると結構迫力のある設備。
国土地理院地図には地下トンネルも記載されているそうだ。
水槽から左下へ続く青い点線が地下水路のはず。
ずーっと辿っていくと藻岩ダムへ到達。
発電所の向かって左手には水車が展示されていた。
とてもシンプルな説明プレート。
向かって右手には水天宮。
花壇にはピンクの花が満開。
建物のすぐ手前は山鼻川が流れ、親水広場になっている。
おまけ
かつては墓地であったそうな。
山鼻という地名は藻岩山の端→山の鼻先という地形が地名に転じたらしい。
当初は札幌市ではなく山鼻村→1906年円山村と合併し藻岩村→円山町に改名→1941年札幌市へ編入という歴史を辿った。