胆振無人駅探訪 ― 遠浅駅 ―

目次

 

 

1.遠浅駅の位置

植苗駅を出て、東へ向かう。

千歳線室蘭本線を横切って国道234号線を北上。

ほどなくして左折すると遠浅駅に到着。

 

 

 

2.現在の遠浅駅

遠浅駅

赤くて変わった形の屋根が特徴的な駅舎。

駅前広場はまあまあの広さがある。

 

遠浅駅 跨線橋

跨線橋。綺麗な状態で、古びた様子はない。

 

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北へ向かう線路。

隣の早来駅を過ぎるまでは一直線に続いている。

ホームには花壇が綺麗に整えられていた。
 

遠浅駅 引込線

駅舎側には引込線。

かつての貨物用らしい。

 

遠浅駅 貨物ホーム跡

貨物ホーム跡は放置状態。

JR北海道再生にはこういったスペースを活かす方法も考えなくてはならないだろう。

 

3.遠浅駅の歴史

遠浅駅は1902年北海道炭礦鉄道の一般駅として開業。

1906年に国有化となり、その後室蘭本線が制定される。

 

周囲は湿地帯のため牧場や酪農が盛んであった。

1933年、雪印が日本初の大規模チーズ工場を建設する。

 

国土地理院地図の1970年代後半の航空写真。

駅から500mほど東に進むと工場がある。

 

雪印の工場は1985年大樹町へ移転。

現在はエア・ウォーターグループの春雪さぶーるという会社がハムなどを製造する工場となった。

雪印の移転に伴って安平町からはチーズ作りの灯が一時消えていたが、有志によって復活。現在もカマンベールは町の特産品の一つである。

 

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