道北をいっぱい巡った。 ― 士別市立博物館 ―

目次

 

 

 

1.士別市立博物館

北剣淵駅に別れを告げて、国道とは少し離れた田舎道を進む。

犬牛別川を越えると士別市に入り、もう少し北に進んだところが次の目的地である士別市立博物館。

 

 

 

入館料100円の小さめの博物館。

撮影がOKか不明だったので館内の写真は無し。

内容としてはまず士別市の開拓の様子。士別駅から奥士別方面へ伸びていた士別軌道の馬車も展示されていた。(実物か復元かは不明)

続いて天塩川流域の自然。剥製や標本の意義についての説明が充実していた。

この周辺の歴史や自然に興味のある人は是非訪れるべき。

 

2.先人カードとテッシ武四郎カード

さて、この博物館では例のカードたちも配布されている。

まずは先人カード

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ひげの印象的な名越源五郎氏。

 

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各地で屯田兵として活躍。

あの厳しい環境で、一定の成果のあった土地を去り新しい土地へと動き続けた、まさに歴戦の勇者のような経歴である。

江別市のHPにも名前が載っているが、そこには青森出身とあった・・・?

もしかして博物館に詳しい情報があったかもしれないが、ちと記憶にない。

 

 

続いてテッシ武四郎カード

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天塩川の上流部。

松浦武四郎も凄いが、間宮林蔵もかなりの冒険野郎である。

 

 

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士別市といえば羊。

牧草をのんびりと食む羊と「肉」となった後の羊。

ちょっと残酷だが、それだけ羊との関係が濃いということだろう。

 

3.公会堂と屯田兵

さて、博物館の隣は復元された士別市公会堂になっている。

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かつて士別市のシンボルであった建物らしい。

1989年に復元されたそうだ。

 

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政治・行政・文化活動など様々な用途に使われていたようだ。

市民なら一度は訪れたことのある建物だったのかもしれない。

博物館から中に入っていくこともできるが、今回は時間の都合でパス。

 

もう一つ、駐車場の奥には屯田兵屋も復元されている。

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ここも中に入れたようだが、建物の周りには虫が多くてこれも回避。

 

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辛うじて正面からの写真。

しかしこのような保温効果の少なそうな家屋で、よくも老人や幼い子供が幾冬も越したものである。

 

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この辺り、旭川以北の内陸部は道内でも特に寒さが厳しい場所である。

その環境で雪が壁の隙間から舞い込むような情景など、ダウンを着込んでいても想像したくもない。ましてや当時の衣服など・・先人の苦難にただただ思いを馳せるのみである。

 

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花壇のブロックにはおもむろにアンモナイトの化石が紛れていた。

レプリカじゃないよね。

 

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この銅像は誰だろう・・

先人カードの名越源五郎さんではなく佐々木某氏とのことだが、下の説明版も含めて、今となっては文字が全然読めない、、