道北をいっぱい巡った。 ― 糠南駅 ―

目次

 

  

1.糠南駅(ぬかなんえき)

問寒別駅を出て、来た道を戻る。

国道40号へ戻る道をいったん通過。

集落を越えて短い山道を抜けると牧草地が広がっている。

歪な形の十字路で左折して少し進むと糠南駅に到着だ。

 

 

駅から見える範囲に民家は無し。

やや離れたところにポツンポツンと農家が点在している模様。

 

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板張りのホームに物置が置かれているように見えますが、

あれが糠南駅の待合室です。

 

 車を置く場所にちょっと困ったので写真はこれだけ。

 

周囲はほんとにこんな感じ。

 

 

しかし、この寂しい駅で毎年冬に鉄道ファン等の有志及び地元の方々でクリスマスパーティーが行われているらしい。観光名所のあまり多くない幌延町は秘境駅も売り出し中とのことで、町も積極的に後押ししている模様。

 

2.糠南駅の歴史

糠南駅は1955年仮乗降場として開業。

1987年に駅に昇格。

かつては木造の待合室が存在したが、台風により廃棄となる。

ヨドコーの「あぜくら」という物置が待合室となっていたがこちらも約30年の利用により破損が目立っていた。そんな様子がとあるテレビ番組で放送され、なんとそれを淀川製鋼所の社長さんが目にした結果、メーカーの方が直々に修繕に訪れたらしい。

 

北海道幌延町 | 秘境駅「糠南駅」補修いただきました!

 

そんなことがきっかけで糠南駅のキャラクター「ぬかにゃん」なるものも誕生。

さらにそのニュースが淀川製鋼所の広報誌に掲載されたという。

 

北海道幌延町 | 「秘境駅キャラクターコンテスト」が開催されました!

 

 

1960年代の国土地理院地図の航空写真

 

 

今よりもう少し民家があり、牧草地だけではなく畑もあったようだ。

 

 

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