道北をいっぱい巡った。 ― トナカイ観光牧場 ―

目次

 

 

1.トナカイ観光牧場

曲淵駅跡からいったん来た道を西へ戻る。

そこから道道121号線を南へずーっと進み幌延町まで戻ってきた。

次に立ち寄ったのはトナカイ観光牧場

 

 

日本では珍しい、トナカイを観光用に飼育している牧場である。

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入ってすぐの建物はレストランなのだが、月曜日は定休日。

観光牧場もスタッフはお休みのようだが、入場は可能(料金無料の施設)

 

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この日は雲もほとんどない超晴天。

暑さに弱いトナカイたちは日陰でぐったり。

 

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一頭だけ、元気にうろうろ歩き回っているトナカイがいた。

月曜日以外は餌を購入して、直接あげることもできる。

トナカイはオスもメスも角を持っているそうだ。1年で抜け落ちるのであまり大きくはならないらしい。

 

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夜にはライトアップも行っているらしい。

 

夏にはヒマラヤ原産のブルーポピーという珍しい青い花が咲いている。

残念ながら写真を撮り忘れるという失態を犯す始末。

公式ホームページよりご覧下さい。

 

2.幌延町のトナカイ

幌延町にトナカイがやって来たのは約30年前。

元々は岐阜出身の脱サラした青年がフィンランドでトナカイの飼育を学び、日本国内の適地を探していたところ、この幌延町が飼育環境に適しているということもあって町内に農場を開く。

トナカイなど珍しいということもあって数年後町が農場から数十頭を購入し、観光用に飼育を始める。

当初はJR幌延駅そばにあったようだが、見学者が増えて手狭になったことから現在の場所になったそうだ。

 

ちなみに最初に飼育を始めた青年は今も農場を続けている。

北欧レストラン向けに肉を販売しているということだ。30年以上続けているのだからきちんとした経営が成り立っているのだろう。

宗谷総合振興局HPより。

 

3.ゆめ地層館

観光牧場のすぐそばにはゆめ地層館という原子力関連の施設がある。

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ここも無料で見学できるが、月曜日はお休み。

牧草が広がる地域に似つかわしくない大きなタワーが建っている。

 

この施設では高レベル放射線廃棄物の地層処理技術研究を行っている。

事前に予約すれば一部の研究施設を見学することも可能らしい。

また、予約無用のインフォメーションセンターのようなものもある。

泊村のとまりん館みたいなものか。

 

残念ながら見学できなかったので、また機会を作って来たいと思う。

こういう施設の是非は色々ご意見あろうかと思うが、今ある原発が全て無事に廃炉となり処理が完全に終わるまでは研究も放り投げるわけにもいかないだろう。

せっかく広報してくれているのだから仕組ぐらい知っても罰は当たらないと思うので、ただ遠くてねえ・・

豊富温泉にはいつか泊まってみたいと思っているのでその時かな。