目次
1.機関車庫
まだまだ小樽市総合博物館の話が続きます。
続いては機関車庫。前回の記事で登場したアイアンホース号や静態保存されている車両が常設展示されています。
遠目から見るとこんな感じ。
真ん中部分には転車台があります。
かつては大きな車庫で蒸気機関車達が出入庫を繰り返していました。
向かって左が機関車庫1号、右が3号。
3号は1858年竣工。現存する中では日本最古の機関車庫である。
1号の方は一部復元。竣工も1908年である。共にレンガ積みの建物で、きかんしゃトーマス達が普段いるところを想像してもらえるとわかりやすいのではないだろうか。
説明板はひび割れて残念な状態になっている。何があったのかわからないが、早めに修復されるのを祈る。
早速第3号車庫の方から見ていこう。
設計者の平井晴二郎は赤レンガ庁舎建設も設計したという。レンガマエストロですな。
ここにも小ぶりな機関車が展示。
その名も大勝号。こちらも現存する国産車両としては最古のものとなる。
ヘッドの30という数字は何を表しているのだろう。
側面から。D51なんかと比べると動輪も頼りなさげに見える。
とはいえ何もかも手探りで列強国の跡を必死で追いかけていた時代のこと。
初めてサッカーW杯に出場した1998年の日本代表のようなものと思うと、愛しさを覚えるから不思議なものだ。
名前のプレートは力強い!
車庫の内側はこんな感じ。窓の造りが凝っている。
続いてはこちら。北海道にはなくてはならない用途に使われる車両。
そう、除雪車。これは復元したものだそうだ。
これはだいぶ機械仕掛けになっている。
マックレー車というタイプのこちらも除雪に使用される車両。
鉄道の除雪については名寄市の博物館が聖地かな。
格好良いエンブレム。
これは何だったかな・・ロータリー車?
2.保存車両
車庫の中も興味深いが、露天状態の保存車両も多数ある。
全てを紹介することは不可能だが、一部だけ。
まずは客車をたくさん引き連れた、若干白っぽくなっているこの車両。
傷みもあるようだが、歴戦の老兵感もまた良し。
内部も赤茶けているが、埃はなく掃除されているようだ。
ずらーりと並んだ客車たち。こちらは最近塗装したようでピカピカだ。
各々の車両番号。できればもう少し詳しい説明が欲しかった。
線路の先には青い車両。
そのまえに進路を変えてこちらから。
貨車を引っ張る機関車。
コンテナを積んでいる。中身は石炭だろうか。
多分石炭。
これは何だったかな・・客車ではなくて荷物を運んでいるのかな。
これは何かの工事用機械。こうなると荷物なのか自走しているのかよくわからない。
再び先ほどの客車。この色合いは昭和の列車ですな。
左手の青い車両は郵便を運ぶ車両だったような気がする。
それらを引っ張るC5550。小雨に濡れてよりテカっている。
塗装もばっちり。写真には写っていないが別の車両で塗装作業を行っていたので、こちらはもう作業終了済みなのだろう。
逆側から。手すりも黒光り。
これは特急列車。何となくネコ科の顔に見える。