仙台家族旅行 ― 松島で昼食 ―

目次

 

 

1.南部屋

松島を代表する二ヶ寺の拝観が終わり、時刻は正午をかなり過ぎている。

さすがに腹も空いたので、そろそろ昼飯の心配を始めよう。

 

日本を代表する観光地の一つだけあって飲食店は幾つもある。

子供連れでもゆっくりできそうな処となると絞られるかもしれないが、運良く手ごろなお店があまり混雑していなかったので、スッと入る。

 

国道に面した南部屋というお店。 

 

 

テーブル掛けと座敷の席がそれぞれあって、結構広いお店。

3階建ての建物だが、客席がどこまであるかは不明。

上の階は貸切用かもしれない。

 

松島といえば、まずは牡蠣。

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生ガキをいただく。

10月から3月が旬のようだが、9月でも生で食べれるのなら文句はない。

北海道人からするとボリュームはそこそこだが、味は濃厚。生で食するに十分値する。

宮城県は牡蠣の出荷量では広島県に次いで全国2位。生食用に限ると広島県を上回る。

松島では1600年代から養殖の歴史が始まっているとも言われ、安定して供給を続けているそうだ。

 

続いては穴子丼。

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松島湾でとれる穴子は6~9月が旬とのこと。

柔らかく、ふんわりして美味しい。たれも程よくご飯が進む濃さ。

穴子とは見た目の通りウナギの仲間。淡水と海水を行き来するウナギとは違って海水で一生暮らす。

水族館で人気のチンアナゴもこの仲間。

夜行性で松島ではかごのような仕掛けを使って漁をする。

松島湾穴子は小ぶりだがよく身が締まって美味しいとのこと。

 

宮城県以外では長崎県島根県などが漁獲量上位を占めている。

 

この南部屋さん、江戸時代は旅籠を経営していた。初代当主が南部藩出身のため南部屋という名がついたそう。大正時代よりうなぎ屋に転換し現在に至る。

 

2.福浦島

さて、お腹も満ちたのでもうひと歩き。

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再び海沿いを歩く。天気も良くなってきた。

 

漁船が停泊している。

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島が点々と見えている。

よくあれほど密集して木が育つものだ。

 

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やがて赤い橋が見えてくる。

 

福浦という島に渡るための橋。

料金がかかるが折角なので行ってみる。f:id:kamonji224:20210104103551j:plain

 

小さな島で人は住んでいない。茶屋と漁業設備があるようだ。

 

遊歩道も整備されているので、しばらく歩いてみる。

 

養殖用の設備っぽい。牡蠣だろうか。

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木に囲まれた遊歩道。隙間から対岸や海に浮かぶ船が見える。

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島にはアカマツや杉など250種にも及ぶ草木が茂っているそうだ。

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島の中央部には芝生が敷かれた多目的広場。

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青い空と海を見ながら疲れた足をしばし休める。