目次
1.ミュンヘンの概要
今日は世界ふれあい街歩きで紹介されたドイツのミュンヘンについて調べてみた。
ミュンヘンの創建は1158年とされている。
バイエルン公国の支配地域に位置し塩の交易路に面する町として関所や市場が作られ、徐々に栄えるようになる。
1255年にバイエルン公国は二つに分かれ、ミュンヘンは上バイエルン公の居城となった。
1560年には再び統合されたバイエルン公国の首都となる。
宮廷を中心とする政治や芸術への影響力が増す。モーツァルトやワーグナーなどが活躍し、カトリック改革も行われた。
一時はハプスブルク家の支配下ともなったが、第一次世界大戦までバイエルン王国の首都となる。第二次世界大戦後以後は西ドイツの都市の中でもいち早く再建された。
現在はBMW,シーメンスなど世界的大企業が幾つも本社を置く大都市である一方で、町並みは中世から残る、あるいは第二次大戦後に再建された歴史的建築物が多い観光都市の顔も持っている。
2.ミュンヘンの観光
観光の拠点となるのはマリエン広場。
街の創建当初から市街の中心であり、市場が開かれたり、決闘が行われることもあった。その中でも一番のランドマークが19世紀後半から20世紀初めにかけて建設された新市庁舎。ゴシック調の重厚な建物にドイツ最大の仕掛け時計、高さ85mを誇る塔など印象的な建物だ。
広場の周囲にも幾つもの観光名所がある。
旧バイエルン王国のヴィッテルスバッハ家の王宮で、現在は博物館・劇場となったミュンヘンレジデンツ 。
これらが面しているのはオデオン広場。
さらに少し北にあるのがサーフィンの名所でもあるエングリッシャーガルテン。
マリオン広場周辺には教会も多い。
15世紀に建てられた聖母教会。16世紀にイエズス会が建てた聖ミヒャエル教会。
ミュンヘンで最初に建てられ、第二次大戦後に再建された聖ペーター教会。ここの展望台からはミュンヘン市街を一望できる。
バロック様式の中でもかなりゴリゴリな装飾が特徴的なアザム教会などが挙げられる。
その他にはミュージアム系も数多い。
ヨーロッパ最大の規模を誇る自然科学技術博物館のドイツ博物館。
近世ヨーロッパ絵画が展示されている美術館アルテピナコテーク
膨大な展示品を誇り、中でもロココ美術の展示品が特に多いバイエルンナショナル博物館。
画家フランツ・フォン・シュトゥックの旧居が美術館となったヴィラ・シュトゥック。
かつて教会だった建物が変わり種の博物館となったドイツ狩猟漁猟博物館。
BMW本社敷地内にあるBMW博物館。90年前の最初に製造された自動車なども展示されている。
その他にも地方裁判所や旧植物園の公園など地味ながら渋い名所が並ぶカールスプラッツ広場。
欧州を代表するサッカークラブ バイエルン・ミュンヘンの本拠スタジアムであるアリアンツアレーナ。
街の中心部から少しに西にあるのがニンフェンブルク城 。
1675年に完成し、バイエルン王家の夏の居城として使われていた。
今もなお最後の支配者であったヴィッテルスバッハ家の所有となっている。
建物の装飾、馬車博物館となった旧厩舎、エングリッシャーガルテンも手掛けたフリードリッヒ・ルードヴィッヒ・フォン・シュケルが作った庭園などが主な見どころとなっている。