目次
1.アラスカ州の概要
今日は2012年8月10日放送の地球絶景紀行で紹介されたアメリカのアラスカ州について調べてみた。
アメリカ最大の面積を持つ州で、カナダを挟み本土と飛び地になっている。
人口は約70万人でその半数がアンカレッジ都市圏に居住している。
18世紀にロシアの植民地となるが、クリミア戦争後財政難に陥ったためアメリカに売却。その後に豊富な地下資源の発見や国防上の重要な位置を占めることとなり、交渉にあたったスワード国務長官の業績は高く評価されている。
2.アラスカの観光地
州の中央部には北米最高峰のデナリ山が聳えている。標高は6190m。
世界最高峰エベレストよりも山体・比高が大きい。
周囲はデナリ国立公園に指定されている。大部分はツンドラ地帯で、ハイイログマやクロクマを食物連載の頂点とする多様な生態系が生息している。
州最大の都市アンカレッジには先住民の文化を保存するネイティブ・ヘリテージセンターやアラスカの歴史や自然を学べるアンカレッジ博物館などのミュージアムが充実。
アンカレッジは地下資源の採掘や金融・通信などが主産業の港湾都市。
日本向け水産品の輸出も多い。
航空貨物のハブ空港にもなっており、飛行機好きなら1日中楽しめるだろう。
アンカレッジ南のキーナイ半島には車で行くことも可能なキーナイフィヨルド国立公園がある。氷河やフィヨルド、海洋動物を見学できるツアーも組まれている。
海岸線をずーっと東に進むとグレイシャーベイ国立公園。
自然保護地域となっており、公園に至る道はない。
交通手段は連絡船か小さな飛行機のみだが、それでも年間約40万人の来訪者があるという。
州の東部、内陸地域にあるのがランゲル・セントイライアス国立公園。
アメリカ最大の面積を持つ国立公園で、アメリカ合衆国第二の高峰であるセントイライアス山を敷地内に含む。山頂部はほぼ垂直に近く世界でも有数の急峻な山である。
アンカレッジから西にはレイク・クラーク国立公園。
3つの山脈、2つの活火山、多雨林のある海岸線、ツンドラ地帯に幾つもの湖を内包している。観光客はさほど多くないが、アラスカで最も美しい景色とも言われる。
アラスカ第二の都市、フェアバンクスではアラスカについての展示やお土産が充実しているモリス・トンプソンカルチャー&ビジターセンターが最大の観光スポットだ。
フェアバンクスは1900年頃のゴールドラッシュに沸いた時代に交易所として発展。
現在も近隣では鉱山が稼働している。