目次
1.精進川
某月某日、天気が良かったこの日は自転車で精進川近辺を周ってみた。
精進川の成り立ち・河川名の由来が記された看板。
ホタルも描かれている。
河畔は遊歩道になっており、遡ってみる。
河畔林の保全区域地図。
この辺り、住宅街のど真ん中にありながら木々で断絶されて別世界を歩いているよう。
水利使用標識もあった。
途中には小さな池がある。
氷池と名がついていた。その名の通り天然氷を切り出していた池であった。
平岸地区に数多かったリンゴ農家の貴重な収入源とある。
新しい柵のある展望台も作られていた。
草が茂ってあまりきれいな様子ではないが、極力自然の姿にしているのだろう。
再び上流に向かって遊歩道を歩く。
途中には公園も整備されている。
途中には人道橋も架けられている。
趣のある石垣が組まれていた。
右岸側は段丘?高台になっていて崩落防止の柵もあった。
2.精進川の滝
上流に向かっていき、遊歩道の終点に到着。
ここには小さな滝がある。
木漏れ日の差す静かな滝だった。
説明板があるが、だいぶ汚れていて文字が読みにくい(笑)
この滝でサケがここから先へ遡上できない。
逆にここまでは上がってこれるというのも凄い気がする。
もう一つの説明板も字が薄れてしまって読みにくい。
ここは平岸河岸段丘の切れ目になっているようだ。
3.精進川の歴史
以前にも少し触れたことがあるが、精進川は豊平川と離れたりくっついたりの歴史がある。今は精進川から豊平川へと繋がる放水路があって、さらに下流の中の島1条1丁目付近で合流している。
豊平区のHPによると、明治時代精進川は木材の流送に使われていた。
豊平川から中の島1条11丁目付近で精進川に運び、中の島1条1丁目付近で陸揚げし、札幌市外に運んでいたようだ。
現在は住宅街となっている1条11丁目。
ちなみに明治時代の頃は現在の精進川の滝より下流部分は豊平川の分流の扱いだったはず。色々なHPなどを見たり教えてもらったりしたところ、正確な位置はよくわからないがこの辺りで精進川が豊平川に合流していたのかと思われる。
上述の豊平区HPによると昭和7年豊平川と精進川の合流地点がせき止められ、精進川は今の形となった。
2008年の広報さっぽろに大正時代の中の島の大まかな地図があり、昔の精進川流域の記載もあった。
現在の寒地土木研究所付近は貯木場、酸素工場や花火工場もあったそうだ。