後志ちょっとドライブ ― さくらんぼ山 ―

目次

 

1.さくらんぼ山

某月某日。家族で出かける。

さくらんぼが旬ということで、仁木町のさくらんぼ山という所へ行ってみた。

 

フルーツ街道を南へ進む。 

 

果樹園が並ぶエリアに大きな看板があるので、案内に従って右折。

山を登ると到着。

広い駐車場に案内される。

 

朝8時から開園している。我々が着いたのは10時頃だったが、ちょうど朝イチ組が帰る頃だった。

 

受付をして農場へ進む。

ビニール屋根がかかっているので雨の日も大丈夫。

時間は無制限、持ち帰り希望であれば容器も貸してもらえる。

バッグ等は持込厳禁。貴重品のみ持って移行。

 

さくらんぼ畑は約15ha、4千本程の樹が植えられている。

品種もいくつもあって、期間中であれば十分な数の実がなっているだろう。

道内では最大規模のさくらんぼ畑で、ジンギスカンレストランや弁当を食べれるような休憩所も用意されているよ。

 

 

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基本的には小学生なら手が届くような高さに実がすずなりになっているが、踏み台や脚立も用意してあって、高いところにも手が届くようになっている。

 

1時間も食べればおなか一杯だろう。

皮が少し固めで歯ごたえがあるものや、逆に水気が多くジューシーなものなど色々歩き回って食べ比べをしてみよう。

最寄りの交通機関からは少し距離があるが、仁木駅へは無料送迎もしてくれるようなので、事前に連絡をしておくとスムーズに行ける。

 

サクランボは8月中旬頃に終了。

それを追いかけるようにプラム・プルーン・ぶどう・りんごなどが順に始まる。

10月中旬頃までは果物狩りが楽しめるようなので、気になる人は随時チェックしよう。

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2.サクランボについて

サクランボはバラ科サクラ属に分類される。

木を桜桃、実をサクランボと呼び分けることもある。

桜の実を表す「桜の坊」という呼び名が徐々に変わってサクランボという名称になったと考えられている。

 

花見で鑑賞されるような桜は実が大きくならない。

現在の果樹として栽培されている多くの品種の祖先であるセイヨウミザクラはイラン北部からヨーロッパにかけて自生していた。

有史以前から食用となっていたらしい。

古代ローマやイギリスの遺跡などからもサクランボの種が発掘されている。

中国にも違う品種のミザクラがあり、現在の日本でも僅かに栽培されている。

 

北海道にサクランボが持ち込まれたのは明治初期。プロシア(ドイツ)の商人ガルトネルが七飯町に開いた農場で栽培されたのが最初。

その後開拓使が多くの品種を導入。梅雨のない気候が適し、山形県に次ぐ栽培面積第二位である。現在も拡大傾向にある。