目次
1.松浦武四郎宿泊の地
ここでも小さな史跡に立ち寄る。
松浦武四郎宿泊の地跡。
駐車場に小さな石碑が立っている。
安政4年(1857年)、松浦武四郎は第五回目の蝦夷地探検を行った。
石狩川河口から丸木舟で遡上し浦臼以北で時折上陸しながら調査。
徳富川の河口付近トックに到着。案内人の一人であるセツカウシのチセ(家)に宿泊。
向かい側に建っているのは金滴酒造。
1906年創業の老舗酒造。
徳富川の伏流水と地元新十津川町産・空知産の米を使った昔ながらの酒造りを今も行っている。
2.レストランくじら
ここらで昼時になったので、食事にする。
物産館の2階にあるレストランくじらへ行ってみた。
1階の券売機で食券を購入。
選んだのは徳富ダムのダムカレー。
2階のレストランに入って食券を渡す。4人掛けのテーブル席が数個並んでいる。
待つこと数分。やって来ました。
たまごを抜くとカレーが流れるよ!!
ダム湖に見立てたカレールーには橋を模したのりの天ぷらが浮かんでいる。
トンカツは稲穂、レタスは畔で新十津川町の風景を象徴しているらしい。
たまごを抜いてゆっくりと放流を鑑賞してから口に放り込む。
酒粕・チーズが入っているそうでコクがある。
辛くはないけど、独特の風味が口の中で広がる。珍しいスパイス/ハーブを使っているのかと一瞬思ったがこれが酒粕なのだろう。
発酵した醪(もろみ)から搾り取られた酒粕は米や酵母の栄養分がギュッと濃縮されているそうだ。タンパク質・炭水化物・ビタミン・食物繊維・ミネラルなどが含まれているそうで、旨味もあるらしく通になるとそのまま焼いて食べるらしい。
ちなみに休日は1階で徳富ダムのダムカードを配布している。
3.コククジラの骨格標本とシントツカワクジラの化石
カレーを食べた後、くじら館を物色。
吹き抜けの2階にはレストラン名の由来になった鯨の骨格標本が飾ってある。
後ろ側から撮影。背から尾部分にはひれはないんだね。
新十津川町で発見されたシントツカワクジラは現代のコククジラに近い種類とされる。
そんなことでコククジラの骨格レプリカを作ったらしい。
シントツカワクジラは幌加尾白利加川で発見された。
見つかった化石。
胸から背~尾にかけての化石が発掘されている。