空から日本を見てみよう ― 高山市Ⅰ ―

目次

 

1.高山市

今日は2015年10月6日放送の空から日本を見てみようで紹介された岐阜県高山市について調べてみた。wikipedia:高山市

 

 

2005年に近隣9町村と合併し、日本一面積の大きな自治体となった。

人口は8万2千人。

高原の気候を生かして畑作が盛ん。

家具や伝統工芸品である一位一刀彫が名産。

 

2.高山市

高山市のエリア。

戦国時代末期に金森長近が高山城を築城。

山頂に本丸のある平山城

 

 

北側山麓に庭樹院屋形・二の丸があり中心部となっていたようだ。さらに北側に三の丸。すぐ傍に城下で影響の大きかった浄土真宗の照蓮寺を移転させた。

 

 

城山周辺の高台に武家屋敷、西側に町人町・東側に寺町を配置した。

武家屋敷には馬場町鉄炮町など武士にゆかりのある町名がついている。

江戸時代になると高山城は破却され、幕府の代官が常駐する陣屋が城下町に設置された。建物は金森氏の下屋敷を利用。

 

 

陣屋の前を流れる宮川に架かる中橋は町のシンボルの一つ。

古い木造の町並みの中にひと際目立つ朱色の橋。桜や柳の木も並び風情溢れる場所。

 

町人町の中でも上三之町・上二之町通りは伝統的建物が幾つも残っており、三町通り(さんまちどおり)と呼ばれ江戸時代商業の中心地となった。

 

現在も朝市が市の人気スポットになっている。

 

歴史のある寺社も多く、飛騨国分寺・高山祭が人気の日枝神社(春)と桜山八幡宮(秋)が城の周囲に位置している。

 

中心部から少し西に離れたところにある飛騨の里。

合掌造りの茅葺民家・榑(くれ)葺民家など飛騨の伝統を展示。

北アルプスや市街を見渡す飛騨高山らしい景色の中に歴史が詰まっている。

 

さらに南の山を上ると戦国時代に築城された松倉城跡。

 

飛騨の国人である姉小路氏が築城。佐々成正と手を組み、秀吉に対抗するも前出の金森長近により落城。松倉城は後年廃城となった。飛騨の里があるのは松倉城武家屋敷があった場所である。

 

3.久々野(くぐの)

市の南部に位置する旧久々野町エリア。

寒暖差が大きく、果物や野菜の産地。特にりんごや桃が有名だ。

飛騨川と八尺川の間にある舌状台地にある堂之上遺跡では、縄文時代の集落が発見された。竪穴住居や土器・石器が出土。いずれも信州方面や北陸・関西方面の影響が見られる。

 

4.一之宮

久々野と市街の間にある一之宮。合併前の宮村地区である。

町名の由来は飛騨一宮水無神社

宮川と飛騨川の分水界である位山をご神体とする。

 

町の名産はどぶろく🍶