旧瀬棚町の市街にはこれ以上寄り道せずに戻る。
国道を一歩離れると、水田と森が混在する景色に変わり遠くに山並が見える。
坂道を登っていくと真駒内ダムに到着。
道路が天端になっているパターンのロックフィルダム。
使用目的は農業用水。
管理棟駐車場に車を止めてダム湖を眺める。
濃い青のダム湖を緑の木々が囲む。
遠くには山々が見え、その上にはライトブルーの空が広がり、白い雲が浮かんでいる。
手前の長く伸びた草に隠れてしまっているが、横に伸びた洪水吐も見えている。
放流はしていないようだ。
管理棟からはロックフィル形式の堤体が良く見える。
取水塔。外側に降りる階段がついている。
奥に橋が見えるが、グーグルマップを見ると道はつながっていない・・・
国土地理院地図を見てみる
ダムの手前で細い道が分かれてつながっているようだ。
真駒内ダムの諸元。
堤高は34m。北海道開発局が管理。
ところで、真駒内(マコマナイ)という地名は札幌にもある。
アイヌ語のマクオマナイ(山の後ろの方にある川の意)に由来する同じ意味の地名だろう。札幌の場合は豊平川から見た真駒内川、せたな町の場合は後志利別川から見た真駒内川を表していたものと推測される。
この真駒内ダム、左岸にはキャンプ場も整備されている。
人家も近く、ダムより上流にも農場があったりして訪問しやすいダムだ。
ちなみに、ダムへ向かうこの道路は、道道345号矢淵東瀬棚停車場線という名がついている。
かつて北檜山駅が東瀬棚駅と名乗っていたころに命名された道路である。