2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

道道135号線を行く ― 炭鉱と鉄道の遺構たち ―

美唄ダムから道道135号線を市街地へ戻る。 ダムの少し手前にあるのは炭鉱メモリアル森林公園 かつての三菱美唄鉄道終点、常盤台駅に近い。 炭鉱のメイン施設に住宅街も並んでいたが、閉山と共に人口が一気に流出し、現在は人っ子一人いない山奥である。 炭鉱…

道道135号線を行く ― 美唄ダム ―

三菱美唄記念館を退出し、道道135号線を東へ向かってひた走る。 かつて炭鉱で栄えた町の遺構もあるはずだが、まずは美唄ダムへ向かうことにした。 途中からは砂利道。この道はいずれ富良野へつながる予定であり、工事も行われている。もう少し時間がかかるよ…

道道135号線をゆく ― 三菱美唄記念館 ―

我路ファミリー公園に隣接して建てられた三菱美唄記念館を見学。 入場料は無料 三菱美唄炭鉱は1915年に飯田炭鉱を買収、三菱美唄鉄道も開通させピークとなる1944年には180万トンの生産量を誇った。1973年の閉山まで主として常盤台地区での採掘を行っていた。…

道道135号線を行く ― 我路ファミリー公園 ―

奈井江町から南下して美唄市に入る。 道道135号線で東へ向かう。 ここもかつての炭鉱で栄えた集落が点在する路線だ。 東明駅跡のSL、アルテピアッツア美唄公園などは観光地として知名度があるもののそこからさらに東へ向かうとかなり寂しい情景になってく…

奈井江町マンホールカード ― 町の歴史も共に ―

三笠市を巡った後、奈井江町へ向かう。 目的はマンホールカードである。 まずはカラーマンホールの実物確認から。 町役場駐車場の南出入口付近にあった。 川で泳ぐ魚と木のようだが、詳細はカードをゲットしてからのお楽しみ。 カードはないえ温泉で配布して…

ジオパーク三笠 ― 達布山 ―

前回の奔別炭鉱跡の説明版でも記載されていたが、三笠市はジオパークに認定されている。 ジオパークとは地球・大地を意味するジオと公園を意味するパークの合わさった造語である。 三笠市の場合はアンモナイトをはじめとする化石・炭鉱・市内の85%の面積を…

幌内線を行こう番外編 ― 立坑櫓 ―

廃線となった幌内線跡の駅を辿って行ったが、幌内線と切っても切れない関係だったのが炭鉱である。 三笠市内にはかつて数多くの炭鉱があり、今でも一部遺構が残っている。 そんな中で特に目立つのが立坑櫓と呼ばれるものである。 炭鉱の採掘は斜めに掘り進む…

幌内線を行こう ― 幾春別駅 ―

目次 1.幾春別駅跡 2.幾春別駅と近隣の歴史 1.幾春別駅跡 廃線となった幌内線の終着駅であった幾春別駅跡にやってきた。 1888年駅として開業する。 幾春別炭鉱や奔別炭鉱からの出炭を主としており貨物量は幌内線最大を誇った。 他の駅と同様、記念碑が残って…

幌内線を行こう ― 弥生駅 ―

目次 1.弥生駅跡 2.弥生駅と近隣の歴史 1.弥生駅跡 廃線となった幌内線の跡を訪れるシリーズ。 今日は弥生駅跡の現在について。 弥生駅は道道116号線から南側の脇道に入ったところにあった。 近郊の炭鉱から石炭の積込線であったが、付近住民の請願により仮…

幌内線を行こう ― 唐松駅 ―

目次 1.唐松駅 2.唐松駅と近隣の歴史 1.唐松駅 廃線となった幌内線の跡を訪れるシリーズ。 次の駅は唐松駅 住友炭鉱の石炭搬出の貨物駅として活躍した。 現在もきれいに整備され、いつでも現役に復帰できそうな佇まいである。 この屋根の形はギャンブレル屋…

幌内線を行こう ― 三笠駅(幌内太駅) ―

目次 1.三笠駅跡 2.三笠駅と近隣の歴史 1.三笠駅跡 廃線となった幌内線の跡を辿るシリーズ。 次は三笠駅跡 幌内炭鉱の石炭移送を目的に設置された北海道内で5番目に古い駅である。 1944年に幌内太駅から三笠駅と改称された。 駅跡は幌内線の敷設を指導した…

幌内線を行こう ― 萱野駅跡 ―

目次 1.萱野駅 2.萱野駅と近隣の歴史 1.萱野駅 廃線となった幌内線の駅跡を巡るシリーズ 続いては萱野駅跡 開拓当初より現代に至るまで農村地帯であり、1914年に開駅となった。 現在も改装された駅舎が残っている。 木造の雰囲気ある建物。 シックな色遣いだ…

幌内線を行こう ― 栄町駅跡 ―

目次 1.栄町駅跡 2.栄町駅と近隣の歴史 1.栄町駅跡 1987年に廃線となった国鉄幌内線の跡を訪ねるシリーズ。 岩見沢駅の次は栄町駅であった。 現在は住宅街の中にひっそりと記念碑が残っている。 元々は仮乗降場と呼ばれる簡素なつくりの停車場であった。 周…

幌内線を行こう ― 岩見沢駅 ―

目次 1.岩見沢駅とわがまちご当地入場券 2.岩見沢駅と近隣の歴史 1.岩見沢駅とわがまちご当地入場券 ゴールデンウィーク最終日 天気はイマイチだが最後の羽を伸ばしにドライブへ。 まずは国鉄幌内線の跡を辿ることにした。 スタートは岩見沢駅から 現在は函…

北海道ワイン ― SLを見た ―

近年北海道各地でワインの醸造が行われている。 小樽市にはその名も北海道ワインという株式会社がある。 道内各地の農家と契約し、ワインの生産量も道内トップクラス。 毛無峠の手前に本社が位置する。 そして、本社向かいに広場があるのだが 奥の方に小さく…

石狩当別駅 ― わがまちご当地入場券 ―

目次 1.石狩当別駅 2.石狩当別駅及び関係施設の歴史 3.わがまちご当地入場券 1.石狩当別駅 ゴールデンウィーク後半、最初のお出かけは当別町 昨年できたばかりの道の駅へ 天気はあいにくだが、すごい人出である。 昼食を断念。晴れていれば外で食べることも…

東北旅行 ― 記念館と童話村 ―

3日目の昼、最後の目的地へ向かう。 花巻市街から東に向かう。 行き先は宮沢賢治に関する施設が集まっているところ。 まずは宮沢賢治記念館 道路から階段を上って行くのだが かなりの段数の階段 雨ニモマケズ風ニモマケズの全文が一段に一文字ずつ記されて…

東北旅行 ― イギリス海岸と花巻城 ―

引き続き花巻の町中を周る。 続いてやってきたのはイギリス海岸 北上川と猿ヶ石川の合流地点よりやや南 イギリスの白亜の海岸を連想させることから賢治兄さんがイギリス海岸と名付け、足繁く通っていた場所である。 土手は桜並木となっている。 KJにとって…

東北旅行 ― 花巻を巡る ―

3日目の朝、旅館を出て再び花巻市の中心部へ向かう。 最初に向かったのはぎんどろ公園 宮沢賢治(KJ)が教師をしていた農学校跡に造られた公園。 KJが愛したぎんどろの木が植えられている。 桜もゆかりがあるらしい。 農学校時代は、KJが最も幸せな時…

東北旅行 ― 花巻のマンホール ―

御所ダムを見た後は花巻市に向かう。 まずは市役所へ行ってマンホールカードをゲット。 鮮やかさにはやや欠ける色合い。 絵柄は鹿踊りという民俗芸能と菊の花。 宮沢賢治押しで来るかと思ったが、予想と違って歴史ある名物をデザインしていた。 続いて実物を…

東北旅行 ― 御所ダム ―

小岩井農場を出発し、すぐそばの御所ダムへ向かう。 北上川5大ダムのうち最後に完成したダムである。 ダム湖を眺める 天気が良くて湖面も綺麗だ。 竣工記念碑 堤体の上は道路になっているが関係者以外の車両は立入禁止である。 黒ずんだロックフィル部分が…

東北旅行 ― 小岩井農場 ―

盛岡で一泊して二日目の朝。 レンタカーを借りて小岩井農場へ向かう。 車で一時間もかからない程度で到着。 最初に向かったのは一本ザクラと呼ばれる名所 駐車場からは少し離れたところにある。 孤高に咲く桜 時期もちょうど良かったようだ。 元々は放牧中の…

東北旅行 ― 盛岡城 ―

盛岡市内散策で最後に訪れたのは盛岡城址公園 城の北側にある桜山神社からスタート まず目に付くのは巨大な岩 謂れは以下の通り 盛岡城は1598年に南部信直が築城開始、1615年にほぼ完成したと言われる。 この時までこの地は不来方という名であったが、盛岡に…

東北旅行 ― 岩手銀行 ―

次に向かったのは旧岩手銀行本館。 1911年竣工。当時は盛岡銀行の本店であったが、1933年に営業免許取り消しとなる。 1936年に現在の岩手銀行にあたる岩手殖産銀行が建物を買い受けた。 日本銀行本店などもたがけた辰野金吾が設計した建物である。 赤レンガ…

東北旅行 ― 盛岡の名所 ―

材木町を離れ、数分ほど歩くと石川啄木新婚の家という建物に到着。 石川啄木が新婚時代を過ごした家 無料で中に入れる。 撮影もOK 新婚の二人。もっとも啄木の両親と同居だったようだ。 建物内を見学し、先へ進む。 次にやってきたのは県庁近く。 意外な天…

東北旅行 ― 材木町のKJロード ―

八戸から新幹線に乗って小一時間で盛岡駅に到着。 新幹線の他に東北本線、IGR岩手銀河鉄道、秋田新幹線に山田線など鉄道のターミナルとなっておりなかなか大きい駅である。 近くの宿に荷物を置いてさっそく市内を散歩。 最初に向かったのは材木町というエ…