世界ふれあい街歩き ― ローザンヌ ―

目次

 

1.ローザンヌの概要

今日は2009年8月27日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたスイスのローザンヌについて調べてみた。

wikipedia:ローザンヌ

 

レマン湖の北岸中央部に位置する。

ヴォー州の州都でフランス語圏。

レマン湖は氷河の浸食によってできた盆地にローヌ川流入してできた湖と考えられている。南西部で再びローヌ川としてフランス南部を通って地中海に流れ込んでいる。

湖畔の新市街と丘上の旧市街に分かれ、坂の多い町だ。

 

2.ローザンヌの歴史と観光

ローザンヌが歴史に登場するのは、古代ローマ時代。

ローマ軍が野営地を現在のヴィディやウシー周辺に設置。丘の上には城壁も築いた。

湖畔近くのヴィディにはローマ博物館が建てられ遺跡の出土品を展示している。

ローマ帝国の崩壊後は防御に適した丘の上に市街ができた。

中世は北イタリアをルーツとし、近代にはイタリア王家にもなったサヴォイア家やローザンヌ司教が町を治めた。

町のシンボル、ローザンヌ大聖堂

 

12~13世紀にかけて建てられたゴシック様式の教会。

フランス語圏の各地にある、聖母マリアに捧げられたノートルダム大聖堂の一つ。

直径9mに及ぶ、バラ窓と呼ばれるステンドグラスが有名だ。

鐘楼からは町を一望できる。

 

大聖堂周辺は旧市街の中心になっていて、見どころが多い。

州庁舎は中世に建てられたサンメール城を利用しており、上部が北イタリアのレンガ造りになっているのが特徴的。

13世紀の修道院が基となったサンフランソワ教会、中世の教会跡地に再建されたサンローラン教会、17世紀に建てられた市庁舎など歴史的建築物が数多い。

近代のものでは20世紀の初め、貴族ガブリエル・リュミーヌから市に寄贈されたパレ・ド・リュミーヌ。大学図書館のほかに3つの博物館が中にある。

 

 

19世紀金属・皮革工業が発展。

第一次世界大戦中、国際オリンピック委員会は戦火を逃れ中立国のスイスに拠点を移した。今となっては理由は不明のようだが、立地が良かったのかローザンヌに本部が置かれることとなる。

1993年にはオリンピックミュージアムが建設され、古代オリンピックからの歴史やバーチャル体験などを展示し、ヴィンテージグッズの販売も行っている。

景観が良いこともあってか、現在は保養地となり湖畔には高級ホテルが並ぶようになった。

市北部にあるアクアティス水族館はヨーロッパ一の淡水魚水族館。

世界五大陸の森と淡水域を再現した展示とアーティスティックな雰囲気が特徴的だ。