世界ふれあい街歩き ― バンベルク ―

目次

 

1.バンベルクの沿革

今日は2009年7月16日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたドイツのバンベルクについて調べてみた。wikipedia:バンベルク

 

レグニッツ川の流域に広がるオーバーフランケン地方の主要都市。

小さな農漁村だった町を整備したのは神聖ローマ帝国のハインリヒ2世。

その頃から町の中心になっていったのは王宮・大聖堂と中州にある市場であった。

中世の街並みが色濃く残る旧市街はドイツを代表する古都として人気の観光地となった。1993年には世界遺産に登録。限られた建物だけではなく、市街全体が世界遺産に登録されるのは珍しい。

 

2.ベルクシュタット(山の街)

高台地区を代表する建物バンベルク大聖堂。

バンベルクの騎士像など有名な彫刻や王の墓石なども見学できる。

 

 

大聖堂内部。ロマネスク様式の歴史的建造物だ。市内には他にも宗教施設が数多く築かれ、バンベルクは宗教都市として発展した。

最初に建造されたのは11世紀。その上にハインリヒ2世が新しい大聖堂を建設。

その後2度の火災を経て現在の姿が完成した。

 

王の兄弟や側近が司教として赴任していたのが宮殿。住居よりも接見の場として使われ、その権威を象徴する豪勢な建物になっている。

丘の上にあるため、直角に折れ曲がる構成で建築された。

新宮殿は現在州立図書館になっている。

 

 

このエリアから東へ向かい川にぶつかる。

川に架かる橋の上に旧市庁舎が今も残っている。司教が市庁舎を立てるための土地を市民に売ることを拒否したため橋上に建てられたという伝説が残る。現在は冬季コレクション博物館になっている。

 

この橋を渡ると中州にある市民の町に入る。

活気あふれる商業地で遠くボヘミアハンガリーとも交易があったようだ。

ギルドの結成記録はないが手工業も盛んで、活版印刷の黎明期に書籍を出版した記録も残っている。

 

3.インゼルシュタット(島の街)

現在の中心マクシミリアン広場。バロック様式の新市庁舎もここに建っている。

 

かつてこの地に建っていた教会の壁石を新市庁舎に転用したそうだ。

広場の端には王族の銅像に囲まれた噴水もある。

 

マルティン教会

 

16世紀にイエズス会の教会として改修された。

 

1647年大学が創設されたが1803年に廃止。哲学・神学の単科大学に変わる。

第二次大戦後、再び総合大学を目指し拡張を続け復学する兵士も多かった。

1979年めでたく総合大学の認可を受ける。

 

バンベルクは第二次大戦末期にアメリカに占領され、しばらくの間は駐屯地となった。また、ドイツ国外から追放され、帰国したドイツ人たちの難民キャンプも設置されていた。