地球絶景紀行 ― デュルビュィ ―

目次

 

1.ワーテルロー

今日は2013年2月15日放送の地球絶景紀行で紹介されたベルギーについて調べてみた。まずはワーテルロー

首都ブリュッセルの南に位置し、ナポレオンの最後の戦いの場所として有名。

ロシア遠征の失敗後、弱体化したフランス軍はヨーロッパ各国の連合軍に敗れナポレオンはエルバ島へ流刑となる。

フランスはブルボン王朝が復活しルイ18世が即位するも民衆から人気はなかった。

一方ナポレオンはエルバ島を脱出し、再び軍を編成。パリへ帰還した。

イギリス・ロシア・オーストリアプロイセンは連合軍を結成。

ナポレオンはベルギーに駐在する英蘭連合軍とプロイセン軍をまず破り、加えてフランス語話者の多いベルギー南部を支配に置くつもりであった。

順調にプロイセン軍を破ったものの、ウェリントウ公率いる英蘭軍は戦闘に有利な高台に位置。さらに、雨の影響でフランスは大砲の運搬に手間取り効果的な攻撃ができない。さらにプロイセン軍が援軍を送り、フランス軍は総崩れとなった。

パリに帰還後議会はナポレオンに退位を迫った。フランスにいられなくなったナポレオンは宿敵イギリスに亡命、アメリカでの生活を願うも大西洋の孤島セントヘレナ島への流刑に処せられ、数年後51歳でこの世を去った。

 

イギリス軍の陣地はライオンの丘として整備された。

地形も変わりウェリントン公は嘆いていたという。

 

 

 

2.デュナン

続いてはデュナン。

サクソフォーン(サックス)の生まれた町。

楽器製作者でフルート・クラリネット奏者のアドルフ・サックスが設計した。

サックスは真鍮で作られている。通常の金管楽器はマウスピースで唇を振動させるが、サックスは木質のリードを振動させて音を出す。このため木管楽器に分類されている。

 

 

3.デュルビュイ

最後はデュルビュイ。

別名「世界で最も小さな町」

 

山間の森に囲まれた小さな田舎町はヨーロッパでも屈指の美しい町並みが人気の観光地だ。中世の風景がそのまま残っている貴重な場所である。

 

 

 

川沿いには小さなお城も建っている。

 

 

街はずれには大きな石灰岩の岩がある。

遠い昔には、このヨーロッパの内陸部も海の中でありこの石灰岩はサンゴの化石からできているのだ。この岩、地層が何度も大きく折れ曲がって模様のようになっている。

これは褶曲といって、地殻の変動によって巨大な圧力を受けシワが寄るように地層が折れ曲がった跡なのだ。