空から日本を見てみよう。今回は大分県の別府温泉だ。
人口は約12万人。大分第二の都市である。
住宅地図最大手、ゼンリンの創業地である。
別府と言えばやはり温泉が有名である。
源泉量・湧出量ともに日本最大の温泉地で、江戸時代にはすでに全国的な知名度があった。
毎年800万人を超える観光客が訪れる温泉都市である。
温泉郷めぐりの他に、地獄めぐりツアーもある。
「地獄組合」という物騒な名の組合に加盟している地獄を周るツアーである。
入浴ではなく、間欠泉などの観覧を目的とした温泉を地獄と呼び、観光名所となっている。
別府の観光の父ともいわれる油屋熊八が遊覧バスを整備し、女性バスガイドを日本で初めて登用した。国内最古の定期観光バスである。
別府海地獄。コバルトブルーの涼しげな色だが、98℃にもなる。
地獄の熱を利用し、ワニ園を併設している鬼山地獄やニホンザル、カバ、ゾウなどミニ動物園を併設している山地獄、朱色に染まる血の池地獄など浴衣を着てのんびり散歩がてら訪れてみたい。