空から日本を見てみよう ― 富士五湖と富士山 ―

空から日本を見てみよう

今回は富士五湖から富士山へ。

 

まずは富士河口湖町

wikipedia:富士河口湖町

 

人口は約2万5千人。

富士五湖のうち山中湖を除く4つの湖がこの町に属する。

 

河口湖は富士五湖の中でもっとも北に位置し、最初に観光地化された湖である。

温泉街やオルゴールの森という美術館などが整備され、漕艇場も作られた。

 

西湖は富士山の活動によってできた堰止湖である。

絶滅種であったクニマスという魚が生息している。さかなくんが西湖のヒメマスを取り寄せた際に、クニマスではないかと京大に問い合わせたことから再発見に至った。

さかなくんの知識と観察眼が我々の及びもつかないレベルであることを窺い知ることができる事件であった。

 

精進湖は西湖、本栖湖と同じ水脈と考えられている。

水面標高はほぼ一緒で湖水の推移にも連動性が見られる。

五胡の中で最も面積の小さな湖である。

湖の南部は有名な青木ヶ原樹海であり、北岸から富士山を見ると湖と森だけで、人工物が全く目に映らない富士山を望むことができる。

 

本栖湖は最も西に位置する。

五湖の中では最も深い。またウインドサーフィンのメッカである。

 

残りの一つ、山中湖があるのは山中湖村

wikipedia:山中湖村

 

人口は約5千人。

標高1000mほどの高原地帯に位置し、冷涼な気候のため避暑地として人気が高い。

山中湖は五胡の中で最も面積が広いが水深は一番浅い。

年間約400万人が訪れる大観光地である。

 

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続いて富士吉田市へ。

wikipedia:富士吉田市

 

人口は4万8千人。

富士山の火山活動に大きな影響を受けてきた地域である。

現在は登山口として御師町を形成している。また市の南西部に隣の富士河口湖町とまたがって富士急ハイランドが建設された。

 

北口本宮富士浅間神社では開山祭が行われている。

 

続いて西隣の鳴沢村

wikipedia:鳴沢村

 

人口は3千人弱

富士山有料道路である富士スバルラインの5合目には簡易郵便局があり、手紙を送ることができる。

 

最後は忍野村

wikipedia:忍野村

 

人口は9千人ほど。

名水で知られる忍野八海を有する。

また工作機械メーカーとして世界的に有名なファナックの本社および工場が立地している。

 

 

富士山山頂近くの山小屋、御来光館は住所が忍野村になっている。なぜだろう?

 

地球絶景紀行 ― デンマークのロハスな生活 ―

地球絶景紀行。今回はデンマークを巡る旅。

人口は570万人。面積は4万3千㎢の小さな国だ。

wikipedia:デンマーク

 

地図からわかるように、ドイツの北部にあるユトランド半島とその周りの島々で構成された国である。

首都のコペンハーゲンは西部にあるシェラン島にある。

自転車による移動が普及しており、専用道路も良く整備された都市である。

 

そのシェラン島の北部から旅はスタート。

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16世紀から17世紀にかけて建てられたフレデリクスボー城。

在位60年に渡ったクリスチャン4世の居城である。

バラス湖に浮かぶ小島の上に建設されており、北欧では最大のルネサンス建築ともいわれる。

城の裏手には大規模なバロック庭園が隣接している。

 

続いては西のフュン島へ。

島の中心のオーデンセ市は童話作家アンデルセンの出身地である。

 

市を代表する建物である聖クヌーズ修道院の側にはアンデルセンが子供の頃に過ごした家が復元されている。

また、それとは別にアンデルセン博物館も市内に建てられている。

 

旅の最後は北にあるサムソ島。

風力発電と太陽発電のみで島の電力をすべて賄う試みを行っている。

環境先進国のデンマークを象徴するようなコミュニティであった。

 

 

世界ふれあい街歩き ― ホイアン ―

本日の世界ふれあい街歩きベトナムの港町ホイアン

wikipedia:ホイアン

 ベトナムのほぼ中央に位置する町である。

 

ベトナム南部に栄えたチャンパ王国時代にはすでに港町として機能していた。

16世紀末にはポルトガル人、オランダ人、中国人、日本人が来航し貿易で栄えた。しかし日本の鎖国、さらには大型船が寄港するには水深が足りないなど徐々に交易が停滞し、町は衰退していった。

 

しかし、そのおかげもあって、当時の古い街並みはそのまま残った。ベトナム戦争の戦火も逃れ世界遺産にも登録されることとなった。

 

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ホイアンの港。

並ぶ建物はかつての商館だろうか。

 

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日本人が造ったともいわれる来遠橋。日本橋と呼ぶ人も。

 

 

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毎月一度行われるランタンまつり。

江戸時代に日本から伝わったともいわれる。

この日は町中の電灯を消して、灯りはランタンのみになるらしい。

 

近隣にはベトナム有数の国際空港、ダナンがあることもあって交通の便も良く観光地として復活したホイアン。市街地はこぢんまりしており、一日観光するにはうってつけのようだ。

アシモフの科学エッセイ ― 地球から宇宙へ ―

アイザック・アシモフの科学エッセイ第2巻

「地球から宇宙へ」(ハヤワカノンフィクション)

 

 

 

ゴリゴリの理系ノンフィクションだが、各章のタイトルだけ見ると時に文学的、時に哲学的、あるいはミステリー調だったりする。

アシモフの知識そしてユーモアを楽しめる一冊になっている。

実際、各章の導入部は落語や漫談のようなつかみから始まっていてある意味一番楽しい部分である。

 

第一部

ああ、東は西、西は東

果てしなき水

地球の上と下

地球の島

未来の時

科学の貴族たち

 

第二部

感嘆符!

実験室に死す

科学者は誰でしょう

不確かさの確かさ

先生に見られないように

ミュー大陸

 

第三部

時間と潮汐

ダモクレスの岩

天界の調和

クシャーッ

陽子で数える

 

昭和53年発行の本なので、もちろん古びた知識だらけではある。しかし初心者にはかえってとっつきやすいかもしれない。

 

朝里ダム ― 紅葉とループ橋 ―

北海道は10月にもなると紅葉の声が聞こえてくる。

という訳でダム訪問を兼ねてドライブへ。

 

向かったのは朝里ダム

 

 

温泉街からさらに山側へ向かうと小さな駐車場があって、そこからダムを見上げることができる。

 

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手前の公園は整備されておらず、遊具は使用禁止

 

洪水吐は左側の色が変わっている部分である。

非常用洪水吐はいくつも作られている。

ループ橋を通ってさらに進むと管理事務所が現れる。

 

 

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♡の理由は不明。

 

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小樽市の都市景観賞も受賞している。

 

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山は黄色に変わり、モノトーンのループ橋が一際目立つ。

結構な数の人が天端を散策していた。

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風が強くてダム湖にはさざ波が立っていた。

 

土日は管理所はお休みである。

代りに、近くのダム記念館が開いているのでそちらへ向かう。

 

 

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駐車場には一際色鮮やかな二本の木。

 

記念館の中には朝里ダムについての資料が展示してある。

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沿革及び諸元

 

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工事中の風景

 

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その他もろもろ

 

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記念館からダム湖とダムを眺める。

向こう側に見えるのは小樽湾である。ここは海が見える珍しいダムなのだ。

 

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記念館でダムカードをもらう。

 

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洪水吐は自由越流式になっていてゲートはなし。