今回は富士五湖から富士山へ。
まずは富士河口湖町
人口は約2万5千人。
富士五湖のうち山中湖を除く4つの湖がこの町に属する。
河口湖は富士五湖の中でもっとも北に位置し、最初に観光地化された湖である。
温泉街やオルゴールの森という美術館などが整備され、漕艇場も作られた。
西湖は富士山の活動によってできた堰止湖である。
絶滅種であったクニマスという魚が生息している。さかなくんが西湖のヒメマスを取り寄せた際に、クニマスではないかと京大に問い合わせたことから再発見に至った。
さかなくんの知識と観察眼が我々の及びもつかないレベルであることを窺い知ることができる事件であった。
水面標高はほぼ一緒で湖水の推移にも連動性が見られる。
五胡の中で最も面積の小さな湖である。
湖の南部は有名な青木ヶ原樹海であり、北岸から富士山を見ると湖と森だけで、人工物が全く目に映らない富士山を望むことができる。
本栖湖は最も西に位置する。
五湖の中では最も深い。またウインドサーフィンのメッカである。
残りの一つ、山中湖があるのは山中湖村
人口は約5千人。
標高1000mほどの高原地帯に位置し、冷涼な気候のため避暑地として人気が高い。
山中湖は五胡の中で最も面積が広いが水深は一番浅い。
年間約400万人が訪れる大観光地である。
続いて富士吉田市へ。
人口は4万8千人。
富士山の火山活動に大きな影響を受けてきた地域である。
現在は登山口として御師町を形成している。また市の南西部に隣の富士河口湖町とまたがって富士急ハイランドが建設された。
北口本宮富士浅間神社では開山祭が行われている。
続いて西隣の鳴沢村
人口は3千人弱
富士山有料道路である富士スバルラインの5合目には簡易郵便局があり、手紙を送ることができる。
最後は忍野村
人口は9千人ほど。
名水で知られる忍野八海を有する。
また工作機械メーカーとして世界的に有名なファナックの本社および工場が立地している。
富士山山頂近くの山小屋、御来光館は住所が忍野村になっている。なぜだろう?