今日は2014年7月1日放送の空から日本を見てみようで紹介された高知県の南国市から室戸市について調べてみた。
まずは南国市(なんこくし)
人口は約4万7千人。高知県第二位の人口を持つが、都道府県第二位の市としては最も人口が少ない。
北部は四国山地、南部は太平洋に面している。市域の約半分が山林である。
中心部は後免駅(ごめんえき)付近
戦国時代に長宗我部氏の拠点となった岡豊城や下田城の跡が残る。
京都への帰路に起こった出来事を仮名文字で記した土佐日記の作者である。
市内には紀貫之が生活した屋敷跡が残る。
また、特別天然記念物であるオナガドリの飼育センターは見学も可能だ。
次は香美市(かみし)
人口は2万6千人。
日本三大鍾乳洞の一つ龍河洞がある。見学コースは約1km。
ゆかりのあるやなせたかしの記念館(アンパンマンミュージアム)や平家の落人伝説が残る轟の滝などが名所。
次は香南市
人口は3万2千人ほど。
5つの町村が合併して成立。
旧野市町には龍馬の蝋人形を展示した創造広場アクトランドや四国自動車博物館などちょっと変わった箱物が特徴的。
日本最古の堀込港と言われる手結港。その入り口には珍しい可動橋がある。
橋の手前には遮断器もあり、1日のうち7時間だけ橋を渡ることができる。
残りの時間は船舶専用となっている。
続いて芸西村(げいせいむら)
人口は4千人弱。
林業が盛んであったが、過疎化により衰退気味。
白砂青松の風景が広がり、龍馬の妻お龍の銅像のある琴ヶ浜や70cm反射望遠鏡を有する県立天文学習館がランドマーク。
続いて安芸市(あきし)
人口は1万6千人ほど。
土佐藩主山内氏の家老であった五藤氏の居城の安芸城があった。城跡近くの武家屋敷や明治時代に土地の地主が独学で制作した野良時計、三菱グループの創始者岩崎弥太郎の生家などをまとめた土居廓中が日本風景街道に登録されている。
弁天池は日本のため池百選に選ばれている。
続いて安田町
人口は約2500人。
町域は安田川中下流域に沿っており、山林が多い。
山間部に佇む大心劇場は昭和の設備がそのまま保存された小さな現役の映画館。
こちらも人口は約2500人。四国で最も面積の小さい自治体である。
幕末に散った志士二十三士の墓や総理大臣浜口雄幸の旧邸などの史跡がある。
続いて奈半利町
人口は3千人強。
奈良時代に東洋町との間に整備された尾根伝いの道、野根山街道は紀貫之の土佐入国や江戸時代の参勤交代の通行路として利用された。
産業遺産の藤村製糸ではかつての蚕糸業の様子をうかがい知ることができる。
次は北川村
人口は1200人。
フランスの画家クロード・モネの庭園を再現したマルモッタンは高知県内で最も観光客を集めた施設となったこともある。
次は馬路村(うまじむら)
人口は800人弱
北川村にもまたがる魚梁瀬ダムはロックフィル形式では西日本最大。
魚梁瀬地区と馬路地区でかつての森林鉄道が復元され、蒸気機関車が動態保存されている。
次は東洋町
人口約2千人。
高知県の東端に位置する。
リアス式海岸と海岸段丘の地形が特徴的。
海水浴場やサーフスポットが人気だ。
最後は室戸市
人口は1万2千人。
北海道を除くと人口のもっとも少ない市である。
水産業とホエールウォッチングが盛ん。
弘法大師伝説の残る御厨人窟や明治大正時代に建築されたこの地方独特の街並みが残る吉良川町などが観光スポット。
そして、高知のランドマークともいえる室戸岬。
国の名勝にも指定され、灯台も歴史的価値を高く評価されている。