今日は2011年6月17日放送の地球絶景紀行で紹介されたインドのラジャスタン州について調べてみた。
インド西部に位置し、最も面積の大きい州である。
西部にはインダス文明の栄えた地であり、パキスタンにまたがるタール砂漠がある。
畑作、放牧などの農業と宝石や貴金属の採掘が盛んである。
最初に訪れたのは青い町・ジョードブル。
タール砂漠の入口の町であり、隊商貿易の要衝として栄えた。
家屋に害虫防除の塗料を塗る風習によって町全体が青く見える。
ヒンドゥー教のシヴァ神の神体の色に合わせているのも要因の一つとか。
町の北にあるマールワール王国が15世紀に築城したメヘラーンガル城も見所。
続いては黄金の町・ジャイサルメール
タール砂漠のほぼ中央に位置するオアシス都市。
ここもインドと中央アジアや中東を結ぶ貿易ルートの重要な拠点であった。
建物の多くが黄色い砂岩で建てられており、夕日を浴びると黄金色に輝くことから黄金の町と呼ばれる。
12世紀に建造された城郭都市の形のまま現在に至る。
海洋貿易の発展やパキスタンの分離などにより衰退したが、近郊の天然ガスの発掘などにより近年は再び発展している。
最後は「ホワイトシティ」ウダイブル。
ピチョーラー湖に面しアラビア海と内陸部を結ぶ都市である。
ムガル帝国と戦ったメ―ワール王国の都である。
湖畔にそびえる宮殿シティパレスや湖に浮かぶ小島のタージレイクパレスなど大理石で建てられた王宮の建物が数多い。東洋のベニスと呼ばれるなど美しい景色が名高い町である。