人口は20万人超。
ナスル朝時代にはアルハンブラ宮殿が建てられ、都として大いに栄えた。
国土回復運動(レコンキスタ)によって、イベリア半島のイスラム王朝が滅亡した際にも最後まで抵抗した都市がグラナダであった。
現在ではアンダルシア地方の中心都市の一つであり、イスラム文化が色濃く残る町である。
アルハンブラ宮殿はそれ自体で一つの城塞都市を成しており、官庁・住宅・モスク・学校・庭園などが内部に構築されている。
スペイン屈指の名所であり、世界遺産にも登録されている。
アルハンブラ宮殿に限らず、スペインの世界遺産はイスラム教の影響を受けたものが多い。他のヨーロッパの国にはない独特の雰囲気をまとった文化を象徴しているのだろう。
グラナダにはヘネラリフェ離宮やアルバイシンの丘など、栄華を誇ったイスラム教徒の残した文化が残る歴史的建造物が多い。
この地を訪れた人は、神秘的な雰囲気の街並みをきっと気に入ることだろう。
また、南西にあるロンダの町は現代の闘牛の発祥の地とも言われている。
闘牛場は新市街と旧市街を結ぶ町のシンボル、ヌエボ橋と共にアンダルシア観光の目玉である。