北海道道1148号 ― 旧月寒駅 ―

目次

 

1.旧月寒駅の位置と歴史

道道1148号を進む。

続いてはサイクリングロードからやや離れたところにある、旧月寒駅跡の記念碑。

 

1926年に開業した一般駅の「つきさっぷえき」跡。

1965年にアサヒビール工場が完成。1973年に千歳線付替により旅客廃止。

その後アサヒビール専用貨物駅として稼働していたが、1976年に廃止となった。

 

2.旧月寒駅記念碑 

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アサヒビール 工場の一角にある月寒駅記念碑。

かつての駅へ至る道を北へ進んでいくとひっそりと佇んでいる。

 

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現在では月寒というと豊平区の地名だが、当時の月寒駅は白石区にあった。 

 

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廃駅からかなり年数が経ってからアサヒビールによって建立された。

せっかく立派な記念碑を建てたのだから、もうちょっとアピールしてくれてもいいのでは(笑)

 

3.1960年代の旧月寒駅付近 

1960年代の国土地理院地図航空写真。

  

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一方1970年代前半の航空写真。

駅の北側はアサヒビール工場や南郷通ができて、がらりと街並みが変わった。

現在では札幌市内唯一の大規模ビール工場。

鉄道による貨物輸送と良質な水を確保できることがこの地を選定した理由だったという。

 

札幌市と言えばやはりサッポロビールが印象的だが、かつては同じ会社であったアサヒビールは今なお札幌市内に工場があるというのも不思議な因縁である。

 

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