今回の地球絶景紀行はモンゴル・アルタンブラグ。
人口は約300万人。
そのうち首都のウランバートルには120万人以上が住む。
ウランバートルは社会主義時代に整備されたソ連式の都市である、
道路は広く、ロシア風の建物が並んでいる。
日本の大相撲力士を多く輩出しており朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜など横綱勢やモンゴル人力士の草分けとなった旭鷲山などがウランバートルの出身である。
ウランバートルから30分も車を走らせれば大草原が広がる。
今回はロシア国境に近いアルタンブラグという村へ向かった。
ゲルと呼ばれる居住式テントで暮らす遊牧民の世界だ。ゲルは1時間ほどで組立ることができる。
羊や馬、ラクダなどを放牧し年に数回は移動する遊牧民にとってなくてはならない文化である。
外側には防寒用のフェルトをかぶせてある。
最近では太陽光パネルや蓄電池、パラボラアンテナなども備えられているそうだ。
番組で取材した遊牧民の一家の一人息子がナーダムと呼ばれる祭典に出るという。
モンゴル相撲・競馬・弓射といった競技が行われる。
競馬の子供の部に騎手として出るそうだ。
かつてチンギスハーン率いるモンゴルの騎馬軍団がユーラシア大陸を縦横無尽に席巻したDNAが、形は変われど、今もモンゴルの少年たちの姿に映しだされているのだろう。