地球絶景紀行 ― アリゾナの荒野の芸術 ―

今日は2016年6月3日放送の地球絶景紀行で紹介されたアメリカのアリゾナ州について調べてみた。

最初はアリゾナ州の州都、フェニックスを訪れる。

1867年に創設された新しい都市であり、コロラド川電源開発を行い、ルーベルト・フーバー・クーリッジなどのダム建設によって無尽蔵の電力を誇る。

 その結果航空機、機械、半導体などの産業が発展する。

特に広大な土地、安い税金、精密機械に適した温暖で乾燥した環境を生かして1990年ごろからはシリコンデザートと呼ばれるほど企業が流入し始める。

 

砂漠のど真ん中にあり、郊外には至る所にサボテンが育ち市のシンボルになっている。

また、グランドキャニオンなどの観光地も多いため観光都市の顔も持つ。

 

続いて訪れたのはアンテロープキャニオン

フェニックスの北東にあるナバホ族の自治地帯に位置する。

鉄砲水や風雨が砂岩を浸食してできたスロット・キャニオンと呼ばれる幅の狭い渓谷である。岩が流れるような独特のなめらな形が特徴で、写真撮影の人気が高い。

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最後に向かったのはアリゾナ州最北部、ユタ州にもまたがるモニュメントバレー。

テーブル型の台地であるメサや浸食の進んだ岩山ビュートが点在する。

まるでモニュメント(記念碑)が並んでいるような景観からこの名がついた。

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遺跡が多数発掘されているが、先住民は1300年頃に姿を消したとみられる。

 

 

世界ふれあい街歩き ― ブダペスト ―

今日は2007年1月23日と30日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたハンガリーの首都ブダペストについて調べてみた。

 

wikipedia:ブダペスト

 

ドナウ川の河畔に位置し、ハンガリー最大の都市である。

ドナウの真珠と呼ばれ、ルネサンス文化の開花とともに繁栄した。一方でオスマントルコに支配されていた時代もあった。

1873年ドナウ川両岸のブダ、オーブダ、ペストの3都市が合併して現在のブダペストとなる。

 

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ドナウ川の両岸を繋いだくさり橋。向こうに見えるのは世界遺産のブダ城

 

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マーチャーシュ聖堂と漁夫の砦。

こちらも世界遺産である。

 

やや下流に行くとこちらも世界遺産のゲッレールトの丘がある。

近代の城塞ツィタデッラや自由の像、ゲッレールト温泉など世界遺産に登録されたスポットが並ぶ。ハンガリーは温泉大国でもあるのだ。

 

マルギット橋などドナウ川に架かる橋も歴史的価値が高い。

ドナウ川の景色と併せて楽しみたい。

 

対岸のペスト側には国会議事堂がある。

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河畔に聳える重厚感たっぷりの建物である。

 

科学アカデミーや国立歌劇場などもあり、文化的施設が充実している。

またヴァーロシュリゲット公園にはハンガリーの歴史上重要人物の像がある英雄広場があり、世界で3番目に開通した地下鉄の駅もすぐそばにある。

 

聖イシュトヴァーン大聖堂は国会議事堂と同じくらい背の高い建築物であり、上部のドームからブダペスト銃を見渡すことができる。

 

 

 

福島町 ― 青函トンネルと横綱 ―

今日は福島町について調べてみた。

wikipedia:福島町

 

 人口は約4千人。

津軽海峡に面した海岸部に人口が多い。

内陸部はほぼ山地である。

 

国道228号が町内を通っている。

道の駅は国道沿い、町の中心部に位置する。

福島町が生み出した横綱千代の山千代の富士の記念館が隣接している。

 

かつては国鉄松前線が町内を通り、4つの駅が設けられていた。

駅の痕跡を示すものはほぼなく、わずかに線路跡などが残る程度である。

 

青函トンネル開通後は世界初の海底駅である吉岡海底駅があった。

緊急時の避難を目的として作られた駅で、予約者のみ見学可能であった。

北海道新幹線の開通が決まり、資材置き場に転用されることとなり見学も廃止となった。

近くにはトンネルメモリアルパークという小さな公園がある。

また、町の中心部には青函トンネル記念館もあって世界最長の海底トンネルについて学ぶことができる。

 

漁業が盛んであり、特にイカの漁獲高が多い。

スルメの生産量は日本一である。

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カントリーサインもイカの横綱

 

住宅街の東隣には森林公園があって、展望台からは街並みと津軽海峡を見下ろすことができる。

 

観光地はあまり多くないが、鉄道ファンは一度は訪れるべき町かもしれない。

 

空から日本を見てみよう ― 四万温泉 ―

今日は2013年12月10日放送の空から日本を見てみようで紹介された四万温泉について調べてみた。

群馬県北西部の中之条町にある温泉である。

wikipedia:中之条町

 

 

1000m超えの山々が分布し、山地が占める部分が多い。

四万温泉沢渡温泉と2つの温泉街を持つ町である。

 

小渕元総理大臣の出身地でもある。

 

四万温泉国民保養温泉地第一号の指定を受けた歴史のある温泉である。

国民保養温泉地とは源泉の効能・湧出量や温泉地の景観・交通の便・健全性などを勘案して環境省が指定している。

 

四万温泉の開湯は諸説あり、坂上田村麻呂による発見説、源頼光による発見説などがある。最初の宿は1563年に開業したと伝えられている。

 

f:id:kamonji224:20180210213656j:plain千と千尋の神隠しのモデルになったと言われる旅館、積善館。

日本最古の木造建築の湯宿と言われる。

群馬県文化財でもある。

 

渓谷に沿って発展してきた温泉街はレトロな雰囲気が漂う。

強酸性の草津温泉に比べ、柔らかい泉質が持ち味で草津温泉の湯治客が肌を整えるために四万温泉に滞在することもあったという。

 

温泉街を流れる四万川は下流に中之条ダム、上流に四万ダムを抱えダム湖の景観も楽しみの一つである。特に水の青さは特筆ものである。

 

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中之条ダム

北海道ではなかなかお目にかかれないアーチ式ダム。

 

 

地球絶景紀行 ― バリ島 ―

今日は2011年5月27日に放送の地球絶景紀行で紹介されたバリ島について調べてみた。

 

wikipedia:バリ島

 

インドネシアの首都ジャカルタがあるジャワ島の東に位置する。

北部には火山が多く、南部はその火山湖から流れる河川によって緑豊かな地となっている。古代より水利組織が発展し、棚田など農業が盛んである。

 

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英語ではライステラス。

リゾート観光地のイメージが強いバリ島だが、これも原風景の一つである。

 

南部はリゾートビートが多い。

サーフィンのメッカでもある。

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南西部沿岸の岩山の上にあるタナロット寺院。

干潮時に本土と陸続きとなる。バリ島を代表する寺院の一つである。

 

 バリ島中部は山間の地であり、芸術が盛んなウブドが観光の中心である。

舞踊や染織物などの伝統文化が溢れており、カルデラ地形のキンタマーニ高原やブラタン湖などで自然を楽しむこともできる。

またモンキーフォレストやネカ美術館など手軽な観光地も存在している。

 

東部、北部は沿岸にビーチが点在するものの開発はそれほど進んでいない。

活火山であるアグン山の麓にはバリ島のヒンドゥー教を代表する寺院群であるブサキ寺院があり、境内は基本立入禁止であるが周囲から垣間見ることは可能らしい。専門のガイドがいれば見学できるようだがなかなか難しいようだ。