今回の空から日本を見てみようは高知県の四万十市。
人口は3万3千人。高知県南西部の中心都市である。
東隣には四万十町という自治体もある。
2005年に中村市と西土佐村が合併して発足した。
内陸部は気温が上がりやすく4日続けて40℃越えを記録したこともある。
四国最長の国道56号・四国最南端の国道321号・四万十川の中流に沿って走る国道381号・四国第二の距離を誇り、日本屈指の酷道’「ヨサク」として知られる国道439号・愛媛と高知を繋ぐ国道441号(これも酷道)が通っている。
予土線には半家駅(はげえき)という駅がある。北海道の増毛駅(ましけえき)とコンビのようになっていたが、増毛駅は廃駅となってしまった。
四万十市の名所と言えば何と言っても、日本きっての清流、四万十川である。
大規模なダムが建設されていないことや、下水が流れこまないことから清流を保っているとされている。また、流域に湧水が多いことも水質を保つ原因となっているらしい。
もっとも、水質的には日本の他の河川より飛びぬけて数値が良いわけではないようだ。
また、台風や大雨時には川に沈む沈下橋と呼ばれる橋も名物である。
流木などが引っかかって橋が破損・流失するのを防ぐために欄干が設けられていない。
四万十川流域には支流を含めると50本近くあるそうだ。
来るまで渡るにはちと勇気がいるが、絵になる風景である。